2004年12月27日月曜日

大人気チョコレートケーキ

昔からお菓子作りは得意だったが、最近はあまり色々なレシピに手を出さず、もっぱらシフォンケーキのバリエーション違いばかり作っている。チャレンジ精神がやや低下しているのと、トライ&エラーをしている時間があまり無い為、どうしても「成功しやすい」方にばかり傾いてしまう。

シフォンケーキはメレンゲさえ成功させれば、比較的失敗の少ない万人に好まれるケーキである。今でこそ、ほぼ百発百中の成功率になったが、これに落ち着くまでに何個か失敗作もあった、型に対する材料の微妙な分量や、手持ちのオーブンの癖によるところが大きくて、今でも、型の大きさが変わったり、オーブンが変わったらまた勝手が違うだろうと思う。一度、実家に帰省している時に焼いてみたら、それまでに無い程の失敗をしてしまい、以来「慣れた道具とオーブンで焼こう」と決めている。


材料は至ってシンプルであるが、今回は「クリスマスバージョン&夫の誕生日」という事で、娘のリクエストから「おいしいチョコ」を使ってみた。ベルギーは「カレボー社というところのチョコチップを使ったのだが、何とここはかの「ゴディバ」の原材料を生産しているそうで、非常に良質で大人の味のチョコレートである。これを食べると他が食べられなくなる程で、子ども達もこのチョコレートには目が無い。ケーキのスポンジ以上にこのクリームは大人気で、たっぷり2パック使って作ったが、きれいに無くなってしまった。

2004年12月25日土曜日

クリスマスイルミネーション

「イルミネーション」と言う程でも無いのだが、今年は家を建ててから初めてのクリスマスなので、若干イルミネーションを施してみた。、、と言って も、バルコニーにLEDの電飾と、もみの木の苗木にささやかな飾り程度で今年は終しまい。こおいうのは毎年徐々に増やして行くのが、きっと「通」なのだろ う。。

今月のスウェーデンハウスの通信誌には毎年恒例の「クリスマスお宅訪問」が掲載されていたが、非常に飾り付けがセンス良く、また歴史を感じさせる雰囲気で「こんな感じにしたいわぁ」と思うお宅だった。読めば、居住歴10年とか。。さすが!参りました。新米オーナ−には真似の出来ない「円熟の魅力」というものだろう。窓辺に飾るオーナメント一つ一つ気に入った物をコツコツと集めたそうだ。宅内の木部が本当にいい感じの「飴色」になっていて、我が家のパイン材もそんな表情を見せてくれるようになるんだろうと思うと、とても楽しみである。

今年のクリスマスは、この情報誌に載っていた「スウェーデンのクリスマス料理」を作ってみたのだが、、「スモーガズボード(ひき肉を使ったオーブン料理」はともかく、「ホット赤ワインのスパイス入り」というのは、分量通りに作ったら日本人の口にはキツ過ぎる印象。。「まるで、養命酒を飲んでるみたいだな」(夫談)という感じで、スパイスの分量も種類も半分で十分ではないかと思った。でも暖めたワインは本当に体が暖まるし、この中に入れるアーモンドが丁度良いおつまみとあいなりました。

2004年12月13日月曜日

液晶テレビ届く!

ずっと懸案だったテレビをとうとう買い替えてしまった!黒がべったり潰れてしまって、映画や海外ドラマを観ていると、時々画面が全く見えなくなったりする状態がここ数年続いていたのだ。

液 晶にするのかプラズマにするのか、気持ちは殆ど「液晶」だったのだが価格と画質から「液晶」に軍配が上がった。どこのメーカーにするのかもなかなか迷った が、店頭で画質を見比べて「階調表現が一番綺麗」と感じたビクター製にする。液晶は30インチ前後が一番の「競争価格帯」でそれ以上、それ以下の大きさで は、ぐっと選択範囲が狭くなってしまった。下手したら価格もあまり変わらないのである。


IMG_0019 1
Originally uploaded by renkon

本当は、テレビを新調するのに合わせて、TVボード家具も買いそろえたかったのだが、、来年年明け早々にローンの繰り上げ返済をするつもりだったり、上の娘の小学校入学に合わせて学習机を買わなければならない事を考えて、今年は家具を我慢して見送る事にした。

と いう訳で、新婚当初から使っているエレクターが殆ど有効利用されていない事に目を付け、有効利用しようとこんな格好になっている(笑)高さが細かく調節出 来るので、ここまで低くしたらサイズはぴったりだった。手前ににょきにょきと延びている支柱は、美観を損ねるのと視聴する時も邪魔になるので、短い物に交 換するつもりで夫が早々に発注をかけている。

季節外れの狂い咲き?

もう薔薇は終わりだろうと思ったらどうもそうでは無いらしい。一時休止していた、「クィーン・マジェンダ」がばばばば〜っと蕾を付けて、今13個もある。

もう葉は黄色く落ちてしまったのも多いのだが、よ〜く見ると、新芽の準備が着々と進んでいて、おかまい無しに花は次々咲いて行く。。初めての冬なので、こんな風に咲かせてはいけないのか、、でも、折角花開いてくれるのを摘み取る気にはなれない。。マメに切り戻してあげて、とにかく、咲いてくれるのは全て「Welcom!」と受け入れる事にした。

そう思って、よく庭の薔薇を観察してみたら、さらに2本が蕾を付けている!今年は暖冬傾向だから花の開花が永いのだろう。


2004年12月6日月曜日

季節外れの暴風雨

この週末は、こども達のクリスマスプレゼントを買いに言ったりしたので、あまり庭仕事が出来なかったが、夕べの暴風雨で庭木にもだいぶ被害が出た。

楽しんでいた「シュガー・メープル」は葉っぱが落ちて丸裸だし、薔薇の「ブルーバユー」も殆どの葉が落ちてしまった。蕾が沢山付いていた「クィーンマジェンダ」は、鉢ごと倒れていたのに、奇跡的に蕾が折れる事が無く難を免れた。

丹沢から吹き下ろす風がもの凄いので、枯れ葉集めはそこそこで断念し、嵐で痛んだ枝を剪定したり、揺すられて傷付いた根の為に、石灰水を与えてやるという事で終わってしまった。。。

2004年12月5日日曜日

ハーブ水と手作り化粧水

この怪しげな風体の物、、自家製の「蒸留装置」なのである!実は、娘のお肌カサカサに端を発して何とか少しでも改善するのに役立てばと思ってハーブの栽培にもっと力を入れつつある。(しかし、どうしてこう皮膚科というのは土曜診療してくれていないのだろう。。極端に皮膚科が少ない地域なので、選択の余地が無く実は困っている)

「お肌のトラブルにはカモミール(カミツレとかカモマイルとも言う)」というのが、ハーブの基本らしく、先日より、苗を買って来たり、種を大量に買って来て、ただいま育苗ザルで発芽中である。カモミールに関してはまた項を改めて書きたいが、これが無事に育った暁には、「ハーバル・バス」だけではつまらないので、何かを作りたいと思った。

ハーブと言えば「エッセンシャル・オイル」で最初、自分で作れたら素敵だろうなぁ。。と夢想したが、庭で採れた程度の量ではたかが知れている。いろいろ調べてみると、精油(エッセンシャル・オイル)は、ハーブを蒸留させてそこでとれた蒸留水の上澄みに浮かぶ僅かな油分の事を言うのだそうだ。これを作る過程で大量の「ハーブ水」が出来る。このハーブ水にも香りや薬効はかなり残っているそうなので、「ハーブ水なら作れそう!」と思ったのである。

思い立ったらどうしても試してみたくなる性分で、理系の夫が冷ややかに止めるのも聞かず、考え出したのが、上記の装置である。最初は、湯沸かしの口にキッチンペーパー(不燃紙タイプの丈夫な物)で春巻き状にハーブをぎゅっと包んだ物を詰め込み、お湯を湧かしてその蒸気がハーブを通過して立ち上る所を、大きな鍋ぶたで受け止めるという、何とも非効率的な装置だった。私があまりにしつこいので、見かねた夫がちょっと改良してくれたのが、写真のバージョンである。


最初は切っても切っても勝手にもさもさ生えてくる「ローズマリー」で試してみた。肉料理に良いとされているハーブだが、匂いが強いのであまり多用すると料理では主張し過ぎてしまうハーブで使い方が判らなかった。後から知ったのだが、ローズマリーは「若返りの木」とも言われているそうで、「ハンガリアン・ローション」なる有名なローションのレシピがあって、そこでローズマリーは重要な役割を果たしている。

素人考えの蒸留装置なのに、結果はなかなかで、100cc以上採れた。手作りコスメのサイトに注文して、容器やグリセリンを購入して、ブレンドしたら自家製の化粧水の出来上がりである。

使ってそろそろ4日になるが、肌の調子はすこぶる良い。これでカミツレが育ったら、娘にもローションを作ってやりたいと思っている。ここまで来ると、最初は冷ややかだった夫はとても協力的で、もっと効率良く蒸留出来る装置を自前で作ってみようか、、と話したりしている。問題は、原料のハーブがまだ育っていない事なのだが。。

2004年11月28日日曜日

この週末は庭仕事を頑張った!

この週末は、本当にお天気が良かったので、連日庭仕事に精を出してしまった。さすがに、ぶっ続けで3時間以上も屋外で仕事をすると、腰に来たり疲労が溜まったりするが、気になっていた事が一機に片付いてすっきりである。

バラは定期的に世話をしているので、通常のメンテ程度だったが、ハーブも計画的に植えようと決心したので、それまで手持ちの物を一度全て見直し、最初の頃に適当に配合した鉢植えの土(もう、栄養が無くてスカスカと力の無い土)を、再生する為に、一度集めて、ブレンドし直して、、、という作業に取りかかった。

ハーブは一年草で無い限り、かなり生命力が強くて、劣悪な土でも生き延びてくれる。液肥や化成肥料は一時的にはいいものの、鉢の中から根の部分を出してみると、ガチガチと固く、しかも重量が無くて「地味が無い」というのが感覚的に良く判る。有機系の肥料を鋤き込んでやらないと、植物だって大きくなり様が無いのだ。

ベランダでガーデニングしていた頃は、「○○の土」という全て配合された物を買って来て、鉢に入れて苗を植え付けるという、言わば「組み立てキット」のような事しかしていなかった。最初の頃はそれでいいのだが、すぐに「土に力」が無くなって、「実がなる」とか「花が咲く」という所まで成長しない。我が家の元々の土は決して良さそうな土壌とも思えないが、それでも、何かしら収穫出来るのだから、地面の力は凄い。今の冬野菜が終わったら、本格的に土壌改良の仕込みをして春野菜に挑戦しよう!

植え替え以外でも、ついついまた買ってしまった新顔(ツル薔薇1本、ティーツリー1本、ワイルドストロベリー3苗、ローマンカモミール4苗、スィートフェンネル1苗、チャービル1苗)も含めたレイアウト変更だったので、結構大掛かりだった。

庭木の「シュガー・メープル」は綺麗に紅葉して、日の光に透かすと本当に「はっ」とする。夢は、美しい立ち姿の木になってくれて真っ赤に紅葉する所なのだが、、、。もう一対に植えている「ノルウェー・カエデ」は紅葉が黄色くなると聞いていたが、あまり綺麗に紅葉してくれなかった。。もう少し成長したら、変化が現れるだろうか。。


植え替えに勢いづいて、買い貯めてあった「種」も何種類か「育苗ポッド」に撒いてみた。上手くすれば、春先の「ハンギング・バスケット」の材料になりそうな、色の綺麗な花達である。先週に少し撒いておいた物は、もう芽が出始めていて、本当にワクワクする。種の動きだしってどうしてこうも感動的なのか!

娘が楽しみにしていたブロッコリーの第一弾を遂に収穫!本当は欲張ってもう少し大きくなるんじゃないかとも思ったが、もし、1週待って虫に食われたりしたら悲しいので、記念すべき最初の1個は早めに収穫。グラグラのお湯で「さっ」とほんの一瞬茹でて水には晒さず、サラダのトッピングとして、夕飯の食卓に登った。

普段なら、ブロッコリーにマヨネーズを付けたがるこども達が、今日ばかりは軽い塩だけでモリモリと食べてくれた。たぶん、採れたての味の良さが敏感に判るのだろう。広島菜は油揚げでさっと炒め煮にしてこれまた立派な夕食の一品に。。もうなると、真剣に家庭菜園したくなって来た。

これ以外に、子ども達には「もみの木」にクリスマスのデコレーションをさせ、合間に二人で庭のあちこちで何やら遊び回り、家の中に居るよりも気分が発散されるのか、親子共々「いい感じ」の時間を過ごせた。


2004年11月25日木曜日

緑の薬箱を目指す!

ちょっとした事件が起きた。上の娘が一月半程前から、肌にトラブルを起こしているのである。赤ちゃんの頃から、時々そんな事があって、昔からお肌が少し敏感なのである。下の息子の方が色白でもち肌なのに、意外に丈夫なのが面白い。

トラブルの原因が何なのか、まだはっきり判らないのだが、最初に皮膚科へ行ったら「湿疹でしょう、ややアトピックですね」と言われたらしい。(この時、私は酷い風邪で寝込んでしまい、夫に連れて行ってもらった)ここでもらった、塗り薬を付けてみたが、その直後は良くても、うっかり塗り忘れたりすると、また、元のように「カサカサ」とした感じに戻ってしまう。

そんな時、丁度「就学前健診」があった。内科受診の際に、肌着を脱いで先生に診察を受けたら「アトピー性皮膚炎!」と大きな声で言われてびっくり!「え!うちの子アトピーなの?!」それまで、考えもしなかったので、本当に驚いた。

ただ、冷静に考えると、この診断にも疑問がある。本人はそれ程痒そうに年中掻きむしっている訳でなく、至って元気でけろっとしている。機械的にぱっぱ、ぱっぱと一瞥する程度の診断に「う〜ん」とも思ってしまう。しかも診察した先生は「内科」だ。

ただ、やっぱり親としては気になる。アトピーでいろいろ苦労されている方も何人か知っているので、「やはり、初期治療が大事だろうか」とも悩んだ。とにかく評判の良いとされる、漢方治療をしてくれる先生を知っていたので、早速診察してみようと思ったのだが。。何と、そこは土曜日の診察は一ヶ月に一日だけ、しかも完全予約制で既に年内は予約で一杯なのだそうだ。

ここで、少し頭が冷えた。今の娘の状態を見ても、それ程深刻でないのは確かである。それに母曰く「これ、昔はタムシって言われていた、真菌性の皮膚病に良く似てるわよ」と言うのである。確かに、母の証言する症状にも似ているし、何だかそっちの方が可能性が高いのではと睨んでいる。

そんなこんながあって、あと一週間程様子を見て、どうしようもないという状態になったら、隣町の皮膚科に予約を入れて連れて行こうかと思っている。ただ、今現在、最初に発症した頃よりも、明らかに治って来ている。何をしたのかと言えば、「クナイプ〜カミツレ〜」という専門医にも評判の良い薬用入浴剤を使って、湯上がりに「エクストラバージンオリーブオイル(保湿化粧品用)」を薄く塗っただけである。

「肌のトラブルにはカミツレがいい」と教えてくれたのは、私の妹で、彼女はずっとアロマセラピーの勉強をしている。「練習台になって」と足マッサージもちょくちょくやってくれて、先日は、日本アロマセラピー協会の認定試験に合格したそうだ。仕事の合間を見つけて、コツコツと良く続けているなぁと、我が妹ながら関心している。

ちょっと具合が悪い、そういう時に手軽に自分で「治す」事が出来たらなぁと前々から思っていた。私もほんの少しだけ中国漢方の事を勉強して、風邪ぐらいなら、何種類かの漢方を飲み分けたりしている。そして、この騒動の一件からある事を思いついた、「緑の薬箱」を庭に持っていたら、と思ったのだ。

私は医学とは全く縁の無い人間だが、母親はこどもの健康状態を一番身近に感じるし責任もある。健康管理という面で、「専門家にゆだねる以前の未病」に何かしら「知恵」を持っていたらと思っていたのだ。でも、今までは「知恵があっても材料が無い」状態で「○○は消化を助けてくれるらしい」と聞いても、それを生産するすべが無いから、探しに「スーパーへ買い物」に行かなければならない。

折角、庭仕事に精を出しているのだ、ハーブの生命力の強さは、半年育て実証済みなので、もっとちゃんと勉強して、家族に必要そうな物を計画的に育ててみようと決心した。手始めは、何かとお肌が乾燥しがちな娘の為に、来春用に「カモミール」を育てる事にした。

2004年11月23日火曜日

バラは終盤

バラもそろそろ終盤である。今年は例年よりも暖冬傾向で、バラ初心者の庭にしては、良く咲いてくれた方だと思う。秋のバラはポツリポツリとしか咲かないが、その一輪にこちらも思い入れが深く、試しに「ポプリ」を作ってみる事にした。

ポプリには苦い経験がある。
中学生の頃、初めて「庭付き一戸建て」の家に引っ越して、母が咲かせたバラに驚喜した。丁度その頃「ポプリ」という言葉を知ったのである。まだ、「生活の木」が成城学園前にしか無く、それも小さな趣味でやっているようなお店だった。なけなしの小遣いから「エッセンシャル・オイル」を買って、自家製のバラを乾燥させてポプリにしようと思ったのに。。。教本にあるような「パリッと乾いて、美しい色」に花びらが乾燥しない。新聞紙の上に広げて繰る日も繰る日も待ち続けたが、出来上がったのは、茶色く変色して、湿気っぽい、無惨な「枯れ花びら」だった。

しばらくして、日本は湿気が多いので、西洋生まれの「ポプリ」はなかなか作れないと知って、かなりがっかりした。実家が非常に湿気っぽかったのも事実である。

そして、自分でバラを育てるようになって、ふと、あの頃のリベンジを思い立った。今の家なら、乾燥気味なくらいだから、綺麗に乾くのではないか。。昔の経験から、ポプリに向くバラは、花びらが薄く、乾燥に時間のかからない物が良い。又、色はピンクが乾くと深紅、薄いピンクが濃い目のピンクになる事も判っていて、生花の時に深紅だったり純白だったりすると、あまり見栄えよく乾かないのだ。今思うと、ポプリに向くのは「オールドローズ系」で母の時代に流行していた、花弁が厚く、色も濃厚な「モダンローズ」は元々ポプリには不向きだったのだろう。

という訳で、切り戻した花をしばらく花瓶で楽しんだ後、花びらをむしって、籐籠に広げ2階の洗濯物干しの脇にぶら下げている。今現在、いい感じで乾燥中だ。

さて、今日は何回目かのルッコラの収穫をして、好評のルッコラサラダを作る。わずか、200円にも満たない種から、ワンシーズンサラダが楽しめる程生えてくれるのだから、地面の力と植物の力は凄い。次なる収穫を求めるならは、それなりに土が肥える「素」を補充しなければならないので、やっぱり本格的に「コンポスト」の導入を検討している。

地面に直接埋めるだけでは、処理能力にそろそろ限界が来ているのだ。夏場は気温の助けを借りて分解するスピードが早かったが、ここへ来て、気温が下がると、堆肥化するまでにやっぱり時間がかかっている。それにコンポストの方が、次々に穴を掘る必要が無いので、楽なのだそうだ。


2004年11月21日日曜日

今日の収穫

昨日の天気とは打って変わって、朝から気持ちのいい快晴。毎週末の事ではあるが、夫は一人で早起きして、早朝のコーヒーを庭の石のベンチで楽しんだらしい。今日の記事には後半彼が撮った写真も載っている。

本当に暖かい素晴らしい青空で、朝食の片付けが終わったら、ちゃちゃちゃっと、家の中の気になる所の掃除を終え、私も庭仕事に飛び出した。

今週は先週程、落ち葉は落ちていなかったので、簡単に掃除を済ませ、鉢植えの薔薇には「ローズ・ミックス・ソイル(日本ばら園製)を足してやった。

秋口にいろいろと種を撒いた家庭菜園が、そろそろ一回目の収穫を迎えようとしている。

虫に食われてばかりで、いつになったら花が付くのかと思っていたブロッコリーにやっと花が付き始めた。へぇ〜こんな感じになるんだ!娘もこれに気がついて大喜び。広島菜は食べた事が無いのだが、昔、ドラマ「夢千代日記」で夢千代さんのお母さんの友人が、温泉街に尋ねに来て、そのまま一緒に暮らす事になったくだりで、出て来た野菜である。


「この菜っ葉には悲しい物語があってな。戦争の終わる年の夏、ある村の人達が、広島市内の町中の道幅を広げる為に動員されて、その世話役に○○さん(ドラマの中で何と言っていたのかは失念)が指名されて、○○さんは一生懸命村人を説得したんですと。
でも、動員の当日運悪く○○さんは大変な高熱を出してしまって、それに参加出来なかったそうじゃ。そしたら、その動員された当日の朝、広島に原爆が落とされたんじゃ。」
「わざとでは無かったにしろ、○○さんは自分から声を掛けて送り込んだ人達全員が亡くなってしまった事に、とっても責任を感じてな、それ以降働き手の無くなってしまった村の畑仕事を黙って、手伝っていたそうな。でもそれだけじゃ、どうにも手が回らないので、女子どもでも楽〜に手入れが出来て、病気に強い産業になる野菜は出来ないものかと思って、改良されたのが、この広島菜なんじゃ。」

本放送は随分昔だったのに、このエピソードはとても印象が強くて、数年前にBS2でアンコール放送されたのを見て、記憶をまた新たにしていた。確かに、ドラマの中で語られているように、非常に強い品種で、他の菜っ葉類(小松菜、サラダ菜)よりも、虫に食われてもそれに負けない速度でぐんぐん大きくなってくれる。

同じ時期に種まきしたのに、地植えで収穫が一番早かったのはこの広島菜である。

早速、良く洗って塩昆布とお酢、塩、砂糖で浅漬けを作っみた。自然のほろ苦さが、何とも新鮮で美味!また漬けよう。



2004年11月19日金曜日

さすが!スウェーデンハウス!

暮らし始めてそろそろ10ヶ月。外気温が徐々に下がって来ているが、この家の断熱性の高さは本当に「聞きしに勝る」である。夜間の深夜電力料金で安 くなる時間にタイマーをセットして、輻射熱で暖まる「フォトン」を夜中中つけっぱなしにしているのだが、ふんわりと、暖かい室内温度が一定に保たれて、朝 は「寒い」という思いをしない。

「フォトン」はサーモスタット機能が付いているので、室温がある一定の温度になったら自動的に電源がオフになってしまう。経済観念の発達した夫が、最も効率良く、最も安い電気料金で暖めるにはこれがいいと言っている。

でも、今の所この方法で不自由していないのは、本当にこの家が暖かく断熱性が高いからである。「床暖房」なぞ必要無く、暑すぎない快適な室内環境だ。

でも、先日ちょっと気になる事に気がついた。きっかけは、とある掲示板で「コルク床が流行っているけど、あの部材を付けている接着剤はシックハウスの原因になっている化学物質を放出する物だ」という発言を読んでからだ。

我が家もその質感や使い勝手がいいという評判を聞いて、2階の割と広い面積をコルク床にしてもらった、ある意味自慢の箇所だっただけに、何となく「難癖」を付けられたようで、実際をはっきりさせたいと思った

冷 静に考えれば、恐らく何らかの有機溶剤は使っているのだろう。だが、実際に住んで使ってみて、異臭がするとか、閉め切っていると目がチカチカすると言った 事は起きていない。施工不良も無いし、表面もつるっと心地よい感触で、我が家に来てくれたお客様は大抵「わ〜」っとその感触を誉めてくれる。でも、大事な 自分の家だ、気になる所があったら、それは何なのか、少なくとも真実を知っておいた方が良いと思った。

施工の時の営業さんに今更聞くのも、 忙しいだろうと思い、スウェーデンハウスのWebサイトに「一般のオーナーとしての疑問」という形で問い合わせのメールを送った。しばらく、何の反応も無 かったので、半分忘れかけた頃に、担当してくれた営業のO氏からメールが入った。何と、本部の方からちゃんと担当営業者までそのメールが転送されたらし い。

これだけで、何となく嬉しくなった「釣った魚に餌はやらない」では無いけれど、もう引き渡し終わっている顧客のアフターフォローは、人 によっては面倒と思うだろう。でも、ここでこまめに対応してくれれば、それを受けた側はそれだけ心証が良くなる。「ああ、ここで作ってよかった」と思って しまうのだ。

O氏曰く、ちゃんと施工してくれた所に情報を問い合わせるので、しばらく待って欲しいとの事だった。そして、また数週間過ぎた 頃、具体的な接着剤の名前と、大臣認証F☆4が付いたものである事、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンは入っていない、という情報を送ってくれた。

もっ と疑り深くなれば、ちゃんと細かい成分表をが無ければ信用出来ない!と思うのかも知れない。入っていませんと言っても本当は入っているのかも知れない。 が、私はちゃんと名称が判ったという事で満足している。もし、不具合が生じたら、その名前を元にもっと突っ込んで調べればいいのだ。大事なのは「ユーザー の信頼に答える」という姿勢である。今現在何ら不具合は無いのだから、自分が気持ちよく住んでいればいいのだと思っている。

しかし、嬉しかったのは、このアフターケアーだ。ちゃんと忘れずに連絡をしてくれたという時点で「やっぱり、違うな」と改めて、スウェーデンハウスの良さを実感した所である。

2004年11月16日火曜日

誕生日のシフォンケーキ­

早いもので、下の子が2歳の誕生日を迎えた。丁度、上のお姉ちゃんの「就学前健診」と日にちが重なったので、シフォンケーキを焼いてみた。

育児休業中に、散々焼いて練習したので、失敗する事は殆ど無くなったし、作り方がシンプルなのでそもそも失敗しにくいケーキである。しっとり、フワフワした感触は万人にうけて「嫌い」という人には今まで会った事が無い。(最も、作った人を目の前にしたら大抵の人は「美味しい」と言うのだろうが。。。)

時間があって、懲りまくっていた時は、2日がかりでデコレーションにムースを使ったりしたのだが、最近は即席の方法で、生クリームかチョコレートクリームにしている。チョコレートは「クオカ」で扱っている「カレボー社製チョコチップ」が風味も甘さも最高なので、その部分だけは贅沢をしている。

11月〜2月にかけて家族の誰かしらの誕生日が続くので、毎月ケーキを作る感じだ。

ちなみに、主役の長男は、今にも食いつかんばかりの喜び様で、大きく切り分けた1ピースをぺろりと食べてしまった。


2004年11月15日月曜日

クリスマス準備その1:もみの木購入


この週末に園芸センターに出始めたもみの木を購入。一番若くて小さいのを買ったが、どうしてもみの木はこんな風に姿がいいんだろう?

特に剪定している風も無いのに、三角錐の樹形はサマになっている。てっぺんにまっすぐ伸びる枝は星を飾るって下さいと言わんばかりだし。やはり、人造のもみの木には無い、自然界の造形の美しさを感じる。

これから、毎年大きくなって、我が家の歴史を見守って欲しいなぁ。取りあえず、鉢だけは特大の物を用意して土も薔薇用のいい堆肥を入れた。この状態で大きくなってくれる事を願うばかり。外構屋さんには「地植えにしたら、あっと言う間に家よりも大きくなっちゃいますよ」とアドバイスされたので、たぶんこのままの状態だろう。

屋外に飾っても惜しく無いオーナメントを購入したが、たぶん、まだ小さいから今年は、可愛い飾りしか出来ないだろう。それで、いいのだ。毎年大きくなった分のオーナメントを買い足す楽しみが増えたのだから。

2004年11月14日日曜日

パーゴラ完成!もみの木購入!

この週末は先週寝込んでろくに出来なかった庭の手入れを重点的にする。夫はずっと懸案だったパーゴラをついに完成!今回はいろいろ書くよりも、沢山写真を入れて映像中心にしてみる。

この週末にやった庭仕事は以下の通り。

  • 謎の野菜らしき物を収穫。ミニキャロットの種に混じっていたらしく、それが本来のミニキャロットを圧迫してのさばってしまう。
  • 枯れ葉取り、花がらの剪定、落ち葉広い。(要は庭の掃除)
  • 昨日購入して来た一番小さいもみの木を植え込み。(大きな鉢に入れる)
  • 薔薇の鉢で土が少し減っている物に「Mix Soil(日本バラ園特製のブレンド土)を足す。
  • 薔薇全てに液肥をやる。
  • たぶん、長雨で腐ってしまったチューリップの球根を追加で植える。
  • 野菜達にも液肥と防虫剤散布。
  • 最後に薔薇へ防虫剤を散布
  • 夫パーゴラを完成!

自宅建築ブログの方に書いたが、クリスマスツリーはどうしても「本物のもみの木」でという思い入れがあったので、ちょっと遠征して、大きめの園芸店で購入。これは一番安い若い苗で、そこそこの高さに成長しているのは、1万円以上していた!若木の方が順応性が高いし、すぐに大きくなる事を考えて、一番安い投資で済ませる。これから、この木も我が家の主になって欲しい。

構想に2週間を費やし、実作業で2週間をかけた奮闘の末、夫がパーゴラを完成!途中、基礎の打ち方がまずかったのではと、本人はくじけそうになっていたが、筋交いを入れて補強して、最後はかなり堅牢に仕上げてくれている。初めての設計だから、相当悩んだようだが、出来映えには本人もとても満足らしい。(私もこれは凄い!と喜んでいるが)

ウッドデッキを作った時に、かなり部材が余っていたので、それで全て出来てしまった。ホームセンターではなかなか売っていない太さの目の詰まった木を使っているので、素材はとてもいいはず。キシラデコールを塗って、母屋の木部と同じに合わせたので、雰囲気もなかなかマッチしている。
この部材に塗るのは娘もちょっと手伝っていた。


パーゴラ完成!
Originally uploaded by renkon

かなり悩みながら造っていたので「出来上がったらもう何もしない、後はよろしく」と言っていたが、本人も出来映えに満足なのか、いろいろ欲が出て来ているようだ。

  • パーゴラの下は枕木を薄く切って敷き詰める程度の軽い仕上がりにしたい。
  • 折角だから、パーゴラの下に吊るせる屋外用の照明もあったらいいんじゃないか
  • この下にはやっぱりガーデンテーブルセットを置こうか
こおいうフォーカルポイントになる構造物が出来上がると、ガーデニングにも俄然意欲が湧いて来る。

つる薔薇を両側から絡ませたいし、中心には今育てているオリーブの鉢植えを置いて、春にはったらハンギングに挑戦して、パーゴラから吊るそうか。。。日除けになる簡単なパラソルもアレンジする必要があるかも知れないし。。まずは、今の苗木達を元気に育てなくては!

長期計画だが、作り上げる庭は楽しい

2004年11月13日土曜日

情報をデザインするという事

ちょっと庭作りの話では無いのだが。。。私は一応本業が「デザイン職」となっている。専門は「グラフィックス」と言われる印刷関連を主とした分野で、ここ数年は、デジタル情報機器関連のインターフェイスデザイン(もっと突っ込んで言えばWebのデザインも含む)なぞも手がけたりしている。

最終的形態は違うが、印刷だろうが、Webだろうが、特殊端末だろうが、その根幹を成す部分は同じで、「いかに理解し易く、正確に受け手に情報を手渡すか」を常に考えなければならない。日本語で言う「デザイン」は表面の装飾的な事を施す作業の事を意味しがちだが、英語での本当の意味は「設計する」である。「こうやったら、読み易いかな?理解し易いかな?」と常に考えながら仕事をしなければならないし、又それが癖になっている。

いつもお邪魔させて頂いているTugumiさんのブログで、こんな記事があって改めて「情報をデザインする(設計する)」の重要性を痛感している所である。

人間だから間違うことはあるけど、慣れってこわい。医療事故もこんなことから起こるのだろう。カートリッジやペン本体の色にもっと工夫がなされていれば、間違いは減るのではないかと思った。緑とオレンジとか生やさしい色分けじゃなくて、どっちかを蛍光色にするとか(笑)

デザインの端くれに関わる者としては、このTugumiさんの出会った事をしっかり考えなければならない。もし、彼女が常用しているお薬の摂取形態や、そのパッケージをデザインする人間にもっと想像力があったなら、「色による識別」以外にも「触った時の感触で違いを示唆する」心使いをして当然だったはずだ。
例えば、細かい溝を切るとか、ドットで窪ませたり、逆に突起を作ったり。材質そのものを変えてみたり。その道の専門家ならば、アイデアはわんさか出て来ると思う。薬やカートリッジを明るい場所で識別するとは限らない。むしろ、薄暗い状況の方が多いと考えるのが妥当だろう。

恐らくは、製薬会社がその責任においてパッケージもデザインしているに違い無いはずだが(実際には外部のデザイン会社が作っているとしても)場合によっては人の命に関わる重要な事なのに、今ひとつ「ユーザー調査」の力の入れ方が足りないような気がして、やや疑問に思う。

ここで言うユーザーとは処方箋を書くお医者さんの事では無く、それを実際に手に取って飲む患者の事だ。数年前から「患者に対して薬の内容を説明する事」が義務付けられて、薬局から必ず説明書をもらえるようになった。これは良い事だが、薬そのもののパッケージにもっと心配りが成されるのが本当だろう。(説明書を無くす事だってありうる)

もっと言ってしまえば、大きく成分的に似ている物(製薬会社が違うだけで内容はほぼ同じ)であれば、パッケージにおいて基本的な「規格」を決める方が、実際便利じやないかと思う。(薬剤師さんだって、飲む人だって同じ物だと理解し易い)
例えば、製薬会社ごとにばらばらのパッケージにするよりも、「○○という薬は、基本的にこおいうマークを何処かに配し、形状にはこおいう印をしておく」と言ったガイドラインである。(個人的にはガイドラインってあまり好きでは無いのだが、、でもあった方が便利なケースも沢山ある。

工業界では「規格化」はあまりに「当たり前」過ぎて、今更その有用性をうんぬんするレベルでは無いのだが、近そうで遠い医療の世界では、ひょっとして、その点があまり業界として足並みを揃えようという動きは無いのだろうか?

Webの規格団体であるW3Cという組織が「ウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン」という規格を提唱していて、「出来るだけ情報格差を無くすようにしよう」と呼びかけている。(今期の私の仕事の中にこの規格を深く理解する事が含まれているのだが。。)
その規格の中に「色のみで情報を識別させない」という項目がある。色覚にハンディがある人の為と思われがちだが、最近の解釈はそうでは無く、「状況によるディサビリティ(置かれている状況によっては情報取得に弊害があるという意)」を考えれば、全ての人が「色情報に頼った」識別方法では区別がつかない状況があり得る、というのがもっぱらの解釈だ。

運転中は文字を読む事は出来ないし、暗闇では、物の形を触ってしか判断出来ない。首の座らない赤ん坊を抱いていれば、両手が利かないのと同じと言える。

Tugumiさんの出会った状況は、まさに「アクセシビリティの悪さ」が誘因したと私は思える。
人は必ず間違いをする。勘違いをしたり、思い込んでしまったり、それが「普通」だ。そこを「気を付けましょう」と精神論だけで片付けてしまっては、やがて、同じ事が別の人によって繰り返される。

私も勉強中なので、「これだ!」という解決策は無いのだが、出来るだけ未然に防ぐには、やはり、多くの人が叡智を集めて、システムなり、ルールなりを作って何度も何度もテストして、鍛え上げなくてはならないのだと思う。
彼女の書き込みを読んで、改めて襟をただす気持ちでいる。自分の手がけるデザイン一つ一つにそれだけ重みがあると思って、真剣に取り組まなくては。。。

2004年11月8日月曜日

風邪で寝込んでしまう。。

折角の週末なのに、風邪で寝込んでしまった。先週から何となく節々が痛くて筋肉痛かと思っていたが、風邪だったらしい。輸入元は長男だろう。先々週1週間に渡って、熱を出したり下がったりを繰り返していたが、同じ風邪のように思う。節々が痛く頭痛も激しい。熱は上がってもすぐに下がるのだが、ちょっとするとぶりかえす。まだ満足に病状を説明出来ない幼子には辛い症状だっただろう。罹ってみてやっとわかった。

悪い事に普段保育園の迎えを担当してくれている実母にもこの風邪を移してしまったらしく、同時に母も寝込んでしまった。(ついでに、近所に住む私の妹にも。。彼女は直接接していないので長男が移したのでは無いと思うが)

という訳で薔薇の手入れは全く出来ず。長女(5歳)に水やりだけ頼んだ。エンゼル・フェイスが花盛りである。この写真は寝込む前に撮った物。その他にも咲きそうな蕾みが沢山ある。来週にはもっと写真が載せられると思う。


2004年11月5日金曜日

クリスマスの準備

もう今年も残り2ヶ月になってしまった!ハロウィンが過ぎたら気の早いホームセンターでは、もうクリスマスの飾り付けがチラホラ出始めている。念願の戸建てに引越したので、今年あたりから、長期計画でクリスマスデコレーションの事を考えなくては!

か なり前になるが、両親がヨーロッパ(ロンドンとアントワープ)に住んでいた時期がある。私はもう働いていたので、この赴任には付いて行かなかったが、休み の度に遊びに行った時の光景は、今でも忘れられない。特に年末年始はそこここにクリスマスデコレーションがセンス良く飾られて、心躍ったものである。あそ こまで出来ないとしても、その片鱗ぐらいは自分の家にも取り入れたいと思っている。

一度に何もかもというのは無理だから、毎年少しづつ揃えて行こう。で、また例によって今年の計画をリスト化してみる。

本物のもみの木を買う
凄 く小さかった頃に母が鉢植えの「もみの木」を買って来た事がある。こども心に本物の木が嬉しくて、金モールやら、ボール玉を嬉々として飾ったのだが、、何 故か翌年はその木は無く、それ以降本物の「もみの木」でクリスマスツリーを飾る事は無かった。当時から流通しだした、プラスティックのツリーがどうも好き になれず、その小さい時に見た木がコンプレックスとなっていた。
つい先日、実母に何故あの時のもみの木はあれっきり無くなってしまったのか尋ねた ら、、「あれねぇ、偽物を掴まされたのよ」と意外な答えが!植物好きの母が簡単に枯らす訳が無いと思っていた長年の疑問が解けた。真相はこうだ。年末にだ け出店を出していた植木屋さんが「本物のもみの木だ」と言うのを買って来た。クリスマスまでは良かったが、その後いくら水をやっても急激に枯れて行く、お かしいと思った母が試しに幹を引き抜いてみると!何と根っこが無い!切った枝を土に刺しただけの偽物を売っていたのだ!酷い話である。
という訳で、その時のリベンジでは無いが、今度こそ本物の「もみの木」を玄関に飾るつもりである。母が古道具屋で見つけて来てくれた特大の植木鉢ももう用意されて、主が来るのを待っている。次の週末にでも園芸センターで苗木を買って来よう。
雪だるまのデコレーションを飾る
よ くある、庭先で光っているデコレーションであるが、、出来ればあまりハデハデでは無く、センスの良い物を見つけたいと思っている。ホームセンターにあるの は今ひとつなので、探す先を少し工夫しなくては。。たぶん、今でも横浜の港の見える丘公園のそばに「クリスマスハウス」があると思う。そこならちょっとノ スタルジーでセンスの良いデコレーションがありそうな気がしている(でもお高いだろうなぁ)サンタクロースやトナカイでもいいのだが、スノーマン(ゆきだ るま)くらいの方がクリスマスを過ぎて年内中なら飾っていてもおかしく無いかと思う。びかびか光る感じでは無く、ぽっと灯っている雰囲気のものが欲しい
クリスマス・リース
時間があれば手作りに挑戦したいと思っている。「ガーデニング」のブログの方に書いた「クリームティー」(薔薇の苗を専門に扱っている業者さん)で教室が開催されているようなので、試しに習いに行きたいと思っている。

たぶん、今年はこんな所がいい量だろう、そんなに一度に揃えるのは難しい。。

2004年11月3日水曜日

また買ってしまった!

母が地元の情報紙(○○リビングという物です)の小さな広告に目を付けて、辻堂にあるバラ専門のお店の事を教えてくれた「クリームティー」
「小さいけど、いろいろバラの苗を扱っていたわよ」と教えられ、いつか行こう行こうと思っていたのだが、今日の秋晴れの日和に誘われて、家族全員で行ってみた。

現在、夫が制作中のパーゴラの下に敷くペービングストーンが欲しくて、どんな物があるのか(そのお店はガーデニング用品も扱っている)リサーチするのが目的だった。
普通の民家のように見えるけど、奥が深くて広く、ご自宅の前庭をお店にしているという感じだった。後からこのお店のサイトで知ったのだが、ケーキ教室とアレンジメント教室もしているらしい(だから、名前が「クリームティー」)もうすぐクリスマスだし、クリスマス用のリースを手作りしてみたいと思っていたので、今度開催するかどうか聞いてみようと思う。

結局、ペービングストーンの方は「もうちょっと他も探そう」と夫が言うのでペンディング状態とし、そのまま帰るもの何なので、バラの苗をまた一つ買ってしまった!(懲りもせず)
オールドローズで、あまり大きくならない品種、茶がかったピンクベージュという上品な色で香りが良いとの事。既に1回花を咲かせていて、切り戻ししてあるので、蕾みが二つも付いていた!これから咲いてくれるから楽しみである。早速、帰宅後大きな鉢に植え替えて、「日本ばら園」特製配合比率で鉢の土を作って植え替えてやった。

次の週末に詳しくレポートしてみようかと思うが、「日本ばら園」方式は確かに成長が違うと実感している。花付きの悪かった「エンゼル・フェイス」が6つ程蕾みを付けているし、明らかに勢いが良くなったのも2本程ある。もう11月だから、今の蕾み達が開いたら、薔薇も休眠の季節に入るだろう。

それにしても「サハラ」の勢いが凄くて、またオベリスクに誘因したぐらいだ。。どんどん成長してくれるのは楽しい。

2004年11月2日火曜日

パーゴラ制作開始!

庭の中で和室の前のスペースをどういう用途にしたらいいのか、ずっと決まらなかった。玄関前まではプロに造ってもらったので、それなりになっているが、その奥が手つかずのままというのもどうも格好が悪い。

お金が溜まったら、またシーズンさんに頼んで、続きの造園をしてもらおうか、、とも考えたが、気軽に土いじりが出来るエリアも残しておいた方が、ガーデニングには何かと好都合である。
植え替えをしたり、土の配合をしたりという時に、どんなに注意しても結構周囲は汚れる。地表部分を全て、土間コンやタイルで覆ってしまうと、こおいう作業をした後、必ず掃除をしなければならい。これが案外面倒なのである。(少なくとも私は)

私がベランダガーデニングに挫折した理由は二つあって

  • 水やりが面倒(屋内の水道からじょうろに汲んで運ぶ、この時少なからず、水がこぼれて室内を拭かなければならない)
  • 植え替え事にベランダが土で汚れる(もれなく掃除も付いて来ると思うと、どうもベランダでガーデニングするのが億劫になる)
なのだが、土の上ではこおいう作業が本当に気楽に行える。

だから、和室前は「ワークエリア」の機能を持たせたいと思った。と言っても土が剥き出しのままでは、味気ないので、最終的には芝生を植えたいと思っている。でも、それは周囲の庭木のレイアウトが決まった後、一番最後にする事にした。

外構で「植え込み用花壇」をいくつか造ってもらったが、そちらはどちらかと言うと、「定着性」の高い、庭木や、薔薇、宿根草がメインにしてしまった。外から目立つ所なので、常に「何かグリーンがある」状態にしておきたかった。

だがもっと、季節ごとに植え替えが出来る所が欲しい。(平たく言うとチューリップを植えられる花壇)和室前はある程度実験的に植栽にチャレンジするという方向性は見えて来た。
「パーゴラを造ってみようか」と夫が言い出したのがきっかけで、それまで何となくまとまらなかった「実験エリア」のデザインが見えて来た。

パーゴラとは藤棚のような物で、ツタ系の植物を這わせたり、その下に簡単なテーブルセットを置いたり、庭のフォーカルポイントになる存在なので、これが決まると、割と周囲の計画が見えて来た。

2004年11月1日月曜日

欲しいなぁ。。

気が付けばもう11月。今年も後2ヶ月である。年末になると各所で「年末商戦」と題して購買意欲をそそられるキャンペーンが打たれて、むくむくと「欲しいなぁ」病が勃発する。

で も、今年は家を買ったし、あまり「贅沢」は出来ない!と自戒しているのだが、、新しい家だからこそ欲しくなる物も沢山。。買うか買わないかは別として、 「買い時が迫っている物」「欲しい物」とつらつら書き出してみる。たぶん、書くだけでストレス解消になって、「欲しい病」が少し治まるのではと期待しなが ら。。

上娘の学習机
来年新一年生になる娘に、学習机を買ってやりたいと思っている。与えてもすぐには使わない だろうと思っているが、もう家中に散乱する彼女の物を「とにかく置く場所」が欲しくて、親の都合で買いたいのが第一。それに、やっぱりこおいうタイミング できっちり買ってやらないと、必要になった時に慌ててバタバタというのも何だなぁと何となく思っている。
買うからには一生使える物をとも思っていて北海道の「北の住まい設計社」のStudyシリーズと決めている。コンセプトは「嫁入り道具に持って行きたくなる物」で、もし、娘が要らないと言ったら、自分の机にしようと思っている。
大型テレビ(出来れば薄型)
91 年製の我が家のテレビがそろそろおかしくなって来ている。ずっと綺麗な画質だったが、ここ数年画像の暗さが目に見えて顕著になって来ている。BSチュー ナーはとうの昔に壊れて映らないし、このごろは、スピーカーがおかしいようで、音量をかなり大きくしないと聴こえなくなって来た。音割れ寸前で、聞いてて 不愉快。映画や海外ドラマでは真っ暗になって何をしているかシーンの内容が判らなくなる時もある。
新しいMac
夫婦 揃って筋金入りのMacユーザー。二人で初期モデルのPowerBookG4を使っているが、そろそろ、あちこちにガタが来ている。一番の理由は大量の写 真データを保持し切れなくなっている事。ちょっとしたグラフィック作業も、ノート型では限界があって、希望は「シネマディスプレイ」なんだけど、、たぶん 最新のiMacあたりが無難な線だろう。
リビングにテレビボード
もし、テレビを新調するのなら、それを置くテレビボードも欲しい。今のリビングにはそおいうダイニングボード的家具が無いので、テレビに合わせて買いたいと思っている。もし、買うならこどもの机と同じ「北の住まい設計社」

ウ〜ん、書いたらますます買いたくなってしまった。

2004年10月31日日曜日

今日も庭仕事はお休み

下の息子が何となく体調がすぐれなくて、今日もぱっとしない一日。休日診療外来に行って診察してもらうが、普通の風邪のよう。

どうも体調が悪いといつもに増して甘えん坊になるので、思うように何も出来ない。。庭仕事は来週にお預けだ。。パーゴラ製作中の夫は若干作業が進んだ模様。


2004年10月30日土曜日

今日は一日雨降り

折角の週末なのに、今日は一日雨降りで、庭仕事は何も出来ません。昨日会社を休んだから、薔薇の掃除と消毒、液肥をあげられて良かった!
週末ガーデナーにとって、雨はちょっと寂しいけど、いい休養日になるのも確か。即席ブラウニーミックスを使って、チョコブラウニーを焼いてみる。

午後は妹がアロマフットマッサージをしに来てくれる。先日まで悩まされていた腰痛も、足膝マッサージをしてもらったらかなり軽減したので、今日はその駄目押しのマッサージ。気持ちよかった〜。
WOWOWで放映されていた「ハリーポッター秘密の部屋」をみんなで見る。でも、おんぼろテレビだと、暗いシーンが何も見えなくてつまらない。やっぱり、いいテレビが欲しいぃ。。

ワーキングマザーのポータルサイト

ブログを立てたのはいいものの、立てたからには誰かにつなげてもらいたいのが寂しがり屋の心情。いつもお世話になっている「ムギ畑」のツリーに一念発起してこのサイトも起こしてみた訳で、その中の一つにトラックバックさせてもらおうかと思う。

トラックバックって今ひとつ「サクサク」と出来なくてまだ、「え〜っとどうすんだっけ?」というレベルなのが情けない。ムギ畑でもお世話になっているRIKさんのAs a ???にトラックバックしてみます。

レイアウトに関する事は一応専門なので、懸命に勉強しているのですが、サーバー関連の事はチンプンカンプン。。でも何とかここまで作ってみました。

2004年10月29日金曜日

遅ればせながらトラックバック企画に乗ってみました

みもろぐのトラックバック企画ワーキングマザーサイトで有名な某所でこの企画が立ち上がり、「え〜私もやりたい!」と思っても、そもそも自分のブログを持っていないから企画にのりようがない。。

その事に端を発して、今日までかかりました(涙)もう、本家のツリーはあまり盛り上がらなくなってしまったけど、頑張ってここまでこぎ着けたので、「お初トラックバック」させて下さい。

ちなみに、私もドラマ大好きですが、、主に海外ドラマ系です。最近のお気に入りは「CSIシリーズ」かな。あ!あと「Sex & The City」も見てます。

2004年10月28日木曜日

強く生き抜いて

新潟県中部で大きな地震があった。当初は「新幹線脱線、ケガ人、死者無し」で「ああ、良かった」と軽く受け止めていた。
ところが、日が経つにつれ被害の全貌が明らかになると、その規模の大きさにただただ胸を痛めている。罹災された方のご心痛いかばかりかとお察しする。

昨日、県道の土砂崩れに巻き込まれた乗用車から、2歳の男の子が奇跡的に救出された。丸4日間、たった一人で土砂と車の間に出来たわずかな空間で 生き延びたのだ。まだ2歳である。
私にももうすぐ2歳になる息子が居る。テレビに映し出された男の子は、今自分が抱いている息子と大して変わらない。ちょっと月例が大きいだけだ。こんな 幼気な子がこれだけ過酷な状況の中で生きていたという事は、まさに奇跡なのだろう。そして、同乗して一緒に災害に巻き込まれたお母さんとお姉ちゃんは、 残念ながら亡くなった。この二人の事を思うとさぞや無念だったろうと胸が潰れそうになる。
この男の子が大きな怪我も無く、丸4日間生き抜けたのは数々の偶然が重なって幸いしたそうだ。

  • 土砂が土室のような働きをして必要以上に周囲の気温が下がらなかった
  • 狭い空間であるが故に、身動きが出来ず体力を消耗する事が無かった
  • 脱水症状を招くような気温では無かった
  • 空気の流れがあり、水分も補給出来た

一部の報道では、面会に来たお父さんに「ポットの中のミルクを飲んだ」と話していると報じていた。私はこの言葉を聞いて泣かずにはいられない。
彼は持てる知識を全て使って生き抜いたのだ。たった2歳なのに、この強さはどこから来るのだろう。そう思うとこの事実に圧倒される。
母子共にみんな助かって欲しかった。たった3年しか生きられなかったお姉ちゃんの事を思うと悲しいし、残されたお父さんの心痛を思うと本当にたならなくなる。でも、生き抜いてくれた2歳の男の子はそんな悲惨な状況の中に、僅かに灯ったみんなの希望の光だ。

東京消防庁のハイパーレスキュー隊員の隊長の表情が私は忘れられない。災害現場でいくつもの、悲惨で悲しい状況に出会うと、レスキュー隊員の心的ストレスは相当なものであると聞く。「何としてでも助けると思いました」
この2歳の男の子はレスキュー隊の心も救ってくれたに違いない。今も不眠不休で車内に残された女の子の救出が続いている。本当に頭が下がる思いだ。

私には何も出来ないが、この母子のご冥福を祈ると共に、男の子には強く生き抜いて欲しいと願うばかりだ。

2004年10月26日火曜日

新顔登場

本格的な秋の到来で、来年の春の庭の為に仕込みをしようと思い立った。

外構が出来上がったのが、今年の5月下旬。その頃には、薔薇の出回るシーズンは終わりで、何かを楽しみたくても、園芸的には「ネタ」の少なくなる 夏になってしまった。
「取りあえず、、と意に添わない植物を適当に買うのはやめよう」とはやる気持ちを押さえて秋まで待った。秋は薔薇の「大苗」が出回るシーズンでもあり、翌年の春に向けて苗を予約するその受け付けも始まったりする。

庭木の「砂糖楓(かえで)」をDoitから通販で買ったのが縁で、9月に入る早々「バラコレクション」なるカタログが送られて来た。綺麗な花の写真に有頂 天になって、前から欲しかったイングリッシュ・ローズを注文してしまったが、、、、全体の金額を見てふと冷静になった。
「結構高い。。。」

その直後に見つけたのが、前述の日本ばら園さんのサイトである。なかなか個性的な農園ではあるものの、「あそこの苗は成長がいい」と評判だし、価格も Doitよりも、かなりお買い得でる。苗と肥料その他必要な物を買ってもおつりが来そうだ。
Doitのサイトがカード決済で無いのが幸いだった!注文したもののこちらが入金しなければ注文は受領されないので、申し訳ないがキャンセルした。

日本ばら園さんでは、「新苗」しか扱っておらす、それが園主さんのポリシーらしい。赤ちゃん苗の方が環境順応力が高くその場の状況に合わせて生育 してくれるから、育てやすいのだそうだ。
この意見には、自分も経験しているのである程度「そうかも」と納得してしまった。「新苗」はすぐに花を楽しめないが、生育過程は「大苗」よりも安心して 見ていられる。このあたりの感覚は、子育てと同じだ。

もちろん、花を付けてくれるのはとても嬉しいが、全て他人様が用意してくれた状態で「花だけ楽しむ」のは何となく奥行きが無い気がして来た。最近までは この方法で「安直」に植物を楽しんでいたのだが、やはり、自分の手で育てた植物が花を咲かせてくれるのは格段に嬉しい。最近その「育て上げた嬉しさ」に目覚めてしまった。

吟味した上で購入した苗の種類は以下の通り

  • エブリン(イングリッシュ・ローズ)
  • ヘリテージ(イングリッシュ・ローズ)
  • アブラハム・ダービー(イングリッシュ・ローズ)
  • ザ・ピルグリム(イングリッシュ・ローズ)
  • アイスバーグ
  • (ダマスク・ローズ)
薔薇をよくご存知の方なら、有名な定番品種ばかりを選んでみた。初心者にはとにかく安定した性質の銘柄が一番!

2004年10月25日月曜日

瀕死の植物を買って来る

話が前後するが、本格的に薔薇を育てようと決心するには、もう一つきっかけがあった。
「あまり、本数は増やさないでおこう」と思ったのに、シーズン外れの園芸店で赤札を付けらた見切り品を買ってしまったのだ。(それも2つ。。)葉は黄色く、黒点病も少し出ていて、蕾みも無い。見た目の魅力が無いから、半値以下の値段がついていた。あまりケアもされずに隅の方に放置されている。可愛そうと思ったのと、よ〜く見ると新芽が出そうな気配がある。でも、もしこのままの状態なら、間違い無く枯れてしまうだろう。

「半値なのだし」と表向きは理由を付けて、結局買ってしまった。実母は、スタンド仕立て(写真参照)の方を見て「このタイプは難しいからねぇ。。」とやや悲観的な意見だった。

台木になっている部分は別の種類の木で、本体は上の方で接ぎ木をしている。もし、そこがダメになっているといくらケアしても育たない。「シュート」と言われる新しい枝が出にくいそうなのだ。

でも、買ってしまったものは仕方ない。鉢を替えてやり、病気の葉を落とし、土を足して数日様子を見た。そして、今この状態である。
必要な栄養を得て、吹き出るように新しい葉がこぼれ出て、沢山の蕾みを付けてくれた。植物が生き生きと伸びる様は、見ていて本当に楽しい。心が和やかなるし、何となくストレス発散になるのだ。

後日談であるが、この薔薇が息を吹き返すのを見て実母も意見を替えたらしく
「あなたが買ったという次の日すぐに、同じ所に行ったんだけど、もう見切り品は無かったわ。」と残念がっていた。まるで「雀のお宿」である(笑)


2004年10月24日日曜日

本格的に薔薇を育てようと決心

真夏の暑さも過ぎ、恐る恐る始めたガーデニングも、それなりに軌道に乗って来た。
1年草の物以外は、枯れてしまう事無く、病気も虫の被害にも遭わないで夏を乗り切れた。これでちょっと自信が付いたのである。「やっぱり本格的に薔薇を 育ててみよう」

それまでは、何かの参考書に則って育成して来たのでは無く、言わば「てきと〜」にやって来た。マンション住まいの時にどうしても欲しくて、ミニ薔薇を通販で買った事がある。届いてすぐは花を次々咲かせてくれたが、肥料が切れ、水やり以外にどおいう手入れをしたらいいのかも判らず、そのうち全て枯れてし まった。可愛そうに、無知な持ち主の手に渡ってしかるべきケアが無いから、力尽きてしまったのだ。
「薔薇は肥料のタイミングが大事」と聞いた事はあっても、果たしてどうしたらいいのか。

何気なくインターネットで検索をかけたら日本ばら園さんのサイトに出くわした。サイトそのものの作りは、、ここではあえてコメントしないが、この園主さんの主張して いる方法はなかなかユニークで、方向性はそれまでの「ばら栽培の常識」を覆すものらしい。

それまでの常識というと。。。

  • ばらの植え付けの時は深さ60cmの穴を掘らなければならない。
  • 冬は「寒肥」と言って根元を掘り起こして肥料をやる。
  • つるばらは冬に「誘引」を解いて違う方向にまき直す
という感じで非常な重労働を要する。これを聞いただけで、ばら栽培をビビってしまうのだが、前出の園主曰く
  1. そんなに深い穴を掘ってもそこまで、ばらの根が伸びているのを見た事が無い。
  2. 折角伸びている白根を冬の間に掘り返してしまうのは、ばらに対してダメージを与えているだけだ。
のだそうで、それには「なるほど」と納得した。要は、そこの方法は「土を最適な状態に保つ」がポイントのようで、それ以外は常識的なケア
  • マメに具合の悪そうな葉を除く
  • 根元の枯葉もこマメに取って掃除する
  • 水やり
  • 適宜薬を使った防虫、防病
  • 選定
に尽きるらしい。

「よし、一つここの方法でやってみようか」とハウツー本やら、苗、肥料、堆肥一式を取り寄せてみた。

ガーデニング事始め

庭木を自分で考える

ずっと気になっていた「ブログ」なるものを立ち上げてみた。家を新築して早7ヶ月。庭の整備も徐々に進んで、どんな庭にしたいのかおぼろげながら 方向性が見えて来た。

外構工事をする時に、「機能面」のデザインは全てTheSeason藤沢店さんにお願いして非常に満足行く物に仕上げて頂いた。もし、潤沢に資金があれば植栽も込みで、全て 「おまかせ」にしてしまったかも知れないが、幸か不幸か資金は底をついた!こうなったら、自分で何かしら緑を入れなければ折角の外構も、そのデザインが 生きて来ない。

ずっと、自分には「緑の親指(Green Thumb)」は無いと思っていた。でも、このままと言う訳にも行かず、園芸好きの母には「本当に出来るの?」とやや懐疑的な目で見られながら、少しづ つ好みのものを植えてみた。
とにかく、やるからには「手間要らずの植えっぱなし」は何となく嫌だと思っていた。何かしら楽しみ(花とか実とか紅葉とか)が無いとその気にならないだ ろうと思っていたので、植えたいものを選ぶ時にこんな方向性にしてみた。

  • 花の咲くもの
  • 庭木は「果樹」か「紅葉」する落葉樹
  • 春には花の咲く球根を植えられる花壇
  • 料理に使えるハーブを育てる
  • ラベンダーを群生させる
  • 季節の野菜を育てる家庭菜園

何の事は無い。結局、この所流行の「イングリッシュ・ガーデン」である。高温多湿の日本で「イングリッシュ・ガーデン」は無理だと誰かが言っていたような気もするが、やってみない事には何も判らない。写真集にあるようなそっくりそのままは無理としても、自分の思った通りにやってみようと思っている。

花は何がいいか。やっぱり、実母の影響を受けて「薔薇」に目が行ってしまう。薔薇は園芸の中でも「手がかかる」「とても難しい」と言われているよ うで、それだけ愛好家も多く、半端な気持ちでは出来ないと思い込んでいた。ワーキングマザーに薔薇は育てられるのだろうか?
恐る恐る、最初に2つだけ薔薇を買って今年の6月頃に苗を植えてみた。1つは「サハラ」という名前の「クライミング・ローズ」もう一つは、「エンゼル・フェイス」という紫系の香りの高い花(フロリバンダ)で、前者は「新苗(赤ちゃん苗)」後者はもう花が付いている「大苗(接ぎ木してから1年以上経つ苗)」である。
両者の値段には雲泥の差があって、大苗は新苗の2倍以上もする。一般的には、大苗は花がすぐに楽しめ、ある程度生育しているので失敗が無いとされている らしい。ところが、我が家の庭では逆転現象が起きたのである。


土に問題が?

新苗の「サハラ」は外構工事の時に造ってもらった花壇に植えた。この中の土は外構屋さんが持って来てくれた物で、そこは園芸業も営んでいるだけあって、見るからにホクホクと良さそうな土である。
「薔薇の穴はたっぷり深く掘らなくてはダメよ」と実母に指導され、有に深さ60cmはあろうかという穴を掘り、牛糞、骨粉、鶏糞を混ぜ込んで少し土を埋め戻し、その上にそっと苗を植えた。そして、今現在の成長ぶりはこの写真の通りである。

一方、大苗の方は敷地の通路脇に地植えをした。植え付ける時はサハラと同じように、深い穴を掘って同じように肥料を入れてやったのだが。。殆ど成長しないのである。花もパラパラと付けてくれるものの、最初に買って来た時と、色と形が違う気がする。
秋の薔薇は初夏の薔薇よりも、色が濃いのだろうか?土壌の性質によって、花の色は変わると聞いていたが、何となく「振り絞ってここまで咲かせました」という感じで痛々しく、「これは何とかしてやらないと」と思えて来た。