2004年12月5日日曜日

ハーブ水と手作り化粧水

この怪しげな風体の物、、自家製の「蒸留装置」なのである!実は、娘のお肌カサカサに端を発して何とか少しでも改善するのに役立てばと思ってハーブの栽培にもっと力を入れつつある。(しかし、どうしてこう皮膚科というのは土曜診療してくれていないのだろう。。極端に皮膚科が少ない地域なので、選択の余地が無く実は困っている)

「お肌のトラブルにはカモミール(カミツレとかカモマイルとも言う)」というのが、ハーブの基本らしく、先日より、苗を買って来たり、種を大量に買って来て、ただいま育苗ザルで発芽中である。カモミールに関してはまた項を改めて書きたいが、これが無事に育った暁には、「ハーバル・バス」だけではつまらないので、何かを作りたいと思った。

ハーブと言えば「エッセンシャル・オイル」で最初、自分で作れたら素敵だろうなぁ。。と夢想したが、庭で採れた程度の量ではたかが知れている。いろいろ調べてみると、精油(エッセンシャル・オイル)は、ハーブを蒸留させてそこでとれた蒸留水の上澄みに浮かぶ僅かな油分の事を言うのだそうだ。これを作る過程で大量の「ハーブ水」が出来る。このハーブ水にも香りや薬効はかなり残っているそうなので、「ハーブ水なら作れそう!」と思ったのである。

思い立ったらどうしても試してみたくなる性分で、理系の夫が冷ややかに止めるのも聞かず、考え出したのが、上記の装置である。最初は、湯沸かしの口にキッチンペーパー(不燃紙タイプの丈夫な物)で春巻き状にハーブをぎゅっと包んだ物を詰め込み、お湯を湧かしてその蒸気がハーブを通過して立ち上る所を、大きな鍋ぶたで受け止めるという、何とも非効率的な装置だった。私があまりにしつこいので、見かねた夫がちょっと改良してくれたのが、写真のバージョンである。


最初は切っても切っても勝手にもさもさ生えてくる「ローズマリー」で試してみた。肉料理に良いとされているハーブだが、匂いが強いのであまり多用すると料理では主張し過ぎてしまうハーブで使い方が判らなかった。後から知ったのだが、ローズマリーは「若返りの木」とも言われているそうで、「ハンガリアン・ローション」なる有名なローションのレシピがあって、そこでローズマリーは重要な役割を果たしている。

素人考えの蒸留装置なのに、結果はなかなかで、100cc以上採れた。手作りコスメのサイトに注文して、容器やグリセリンを購入して、ブレンドしたら自家製の化粧水の出来上がりである。

使ってそろそろ4日になるが、肌の調子はすこぶる良い。これでカミツレが育ったら、娘にもローションを作ってやりたいと思っている。ここまで来ると、最初は冷ややかだった夫はとても協力的で、もっと効率良く蒸留出来る装置を自前で作ってみようか、、と話したりしている。問題は、原料のハーブがまだ育っていない事なのだが。。

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