2005年5月28日土曜日

スタンド仕立てのクイーン・マジェンタ

買い込んで来た薔薇の再配置に慌てていて、ふと見上げたら、去年よりも枝振り豊かに「クイーン・マジェンタ」が咲いていた。去年の秋に見切り品で買って来た時はスタンド仕立てとは言うものの、形も悪く、葉っぱもひょろひょろとしか無かったが、こんもり茂って、いい感じに花を付けている。ハンギングにも挑戦したかったが、今年はこの木があるから必要無いかなと思っている。そろそろ鉢を一回り大きくしてやらないと、バランスが悪くて風に転倒してばかりいる。早く注文した土が届くといいのだが。。


ライラックローズとザ・ダークレディー

どちらも綺麗な色の薔薇。ダークレディーはその名に似合わず、透明感のある「赤」でシェークスピアのそれとは随分印象が違う。イングリッシュ・ローズは杏色系が豊富だが、赤系もとても綺麗で品がある。


今度こそ上手く行くか玄関脇花壇

この玄関脇の花壇は、上部にバルコニーの庇がかかってしまい、なかなか雨があたらない。乾燥気味になるので、どうもしっくり根付いてくれる植物が無く(去年まで植えていたラベンダーは雨を求めて曲がって伸びてしまったので、お引っ越しをした)でも、ここが空き家では、家に締まった感じが出なくなる。万を持して望んだ組み合わせが写真の通り。

雨の当たりにくい軒下のあたりには、丈夫すぎて困る「ローズマリー」と「ジェーングレース」高さ方向のアイキャッチには「エニシダ」を置いて、手前の比較的育ち易い所は、「パット・オースティン」と「グラミス・キャッスル」。どちらも、強健で香りも良く、沢山花を付けてくれる品種。これで玄関脇が華やかになると良いのだが。


シェークスピアとカモミール

パンチの効かない花壇その2に植えた「ウイリアム・シェークスピア」。「植物のお医者さん」と言われるジャーマン・カモミールのそばでなかなか絵になっています。


新入り「グラハム・トーマス」

前々から欲しかった「グラハム・トーマス」この前の買い込みで見つけてしまい、これは鉢植えにしてリビングから見える位置で「トレリス仕立て」にする予定。


「ヘリテージ」一番花開花

イングリッシュ・ローズの中では「超」が付く程有名な「ヘリテージ」。イングリッシュ・ローズの生みの親であるデービット・オースティン氏が「遺産(ヘリテージ)」と命名したのもうなずける!写真では伝わりにくいのだが、花びらの透き通るような色と質感、たたずまいはまさに「気品あふれる」雰囲気。


移植後のラベンダー元気!

このラベンダーは玄関脇の花壇から西側の風通しの良い位置に移動させた物。移したのが4月中旬だったので、今年は花は望めないかと心配したが、沢山つぼみを付けてくれた。アプローチの下から見上げるとフェンスの所からラベンダーが顔を覗かせているという趣向で植えてみた。日当りが良すぎるかと心配したが、適度に雨も当たる様で元気に育ってくれている。


祝いの木—マートル

去年の引越祝いに実母が贈ってくれた「マートル(銀梅花:ぎんばいか)ずっとほったらかしだったので、下草を抜き色が変色した葉を取り、根元をピートモスでマルチングしてやった。よく見たら、小さな丸い蕾が沢山付いている。もうひと月もしたら、可愛い白い花を沢山咲かせてくれるだろう。

この木は葉も、茎も花も良い香りがして、月桂樹代わりに料理に使えるらしい。今度煮込み料理をする時に是非使おう。


何となくパンチの効かない花壇—その2

この花壇は、アプローチを入ってすぐ目に付く位置にあるので、もっとはっきりした色が欲しいと思う。カモミールも可愛くていいのだが、「主役」が居ない。という訳で、「ウイリアム・シェークスピア」と「ブラザー・カドフェル」を新たに加える事にする。この花壇のテーマは「人物名のローズ」。カドフェルは大好きなイギリスのミステリー小説の主人公。これは是非買わねば!


何となくパンチの効かない花壇—その1

悪くは無いのだが、何となく花壇の印象がぼやけてしまう感じ。この一年草の一部を少し寄せてスペースを作り「ザ・ダークレディ」と「ライラック・ローズ」を植える事にした。


買い込んでしまったイングリッシュ・ローズ

庭のレイアウトを考え始めて、いろいろ薔薇の種類を勉強した。最初はよく判らなかったけど、育てて行くうち自分の好みの薔薇の傾向が判って来た。。

  • 色が綺麗なこと
  • 匂いが強くて良いこと
  • 丈夫なこと

色と香りを両方楽しみたいなら、やはりイングリッシュ・ローズだと思った。オールドローズという手もあるが、色の点でピンクか白かという選択肢しか無い。原種に近いから、微妙な色は無いのだと言う。カタログをいろいろ眺めて吟味して「欲しい苗リスト」を作成した。

ちょっと欲張りなリストになってしまったが、気長に買いそろえようと思っていたのだが。。もう、薔薇の苗は殆ど売れ残りしか無いと思って行った園芸センターで「イングリッシュ・ローズフェア」が。。自分を抑制出来なくなった事は言うまでも無く、急遽、大苗を大量購入する事になってしまった。「植えるなら安い新苗から育てよう」が信条だっただけに、大苗を買ってしまったのは若干後ろめたい。今咲いている花は、他人様が咲かせた花だから、次の蕾みからは自分で咲かせようと心に誓う。


薔薇の鉢の配置転換


丁度、薔薇の成長期に入って、いくつかの鉢の薔薇が枝振りが大きくなったので「自作の薔薇コーナー」が手狭になって来た。

花付きもいいし、それなりに「見栄え」のし始めた鉢から順次もっと目につき易いメインコーナーへ移す事にした。ニッチの脇を飾るのは、叔母の家からやって来たブルー・バユー。色は綺麗なのだが、香りは全く無し、乾かしてポプリにしても変色してしまって、ちっとも美しく無いから、花柄が全く活用出来ないのだが、とにかく強健で、照り返しがキツめのこの場所でも頑張ってくれている。


2005年5月23日月曜日

レイアウトの見直し

薔薇に夢中になるあまり、最近「庭の全体バランス」をちょっと考えていなかったとやや反省。。。と言うよりも、バランスを取りたくてもどの草木も「赤ちゃん」ばかりで、レイアウトもヘッタクレも無く、置いた所で「まったくもって様にならない」状況が、去年だったのだ。ふと、パーゴラの奥に目をやると「シンボルツリー」のつもりで置いたオリーブが、周囲を取り囲む「薔薇の鉢」にすっかり気圧されて存在すら忘れられそうにたたずんでいる。可哀想に、、オリーブそのものは順調に大きくなっていて、去年は30cm程度だった苗木が、大きな鉢にそれなりに納まっているのだが、何しろ、周りの薔薇の勢いが良いので、目立たず損をしている。

「これは何とかしなくては」と思いついたのが、最初の写真のようなレイアウト。敷地入り口付近に、「目隠し」の役目でニッチがあるのだが、その裏側(家の居間から見える位置)に外構の施工が完了した記念として、家族みんなの手形をつけた所がある。このプレートの脇にアクセントでオリーブを置いたら、非常に良くハマッた。乾いた「南欧風」という所だろうか。

この手形にはちょっとしたエピソードがある。みんなが押し終わった後、署名・日付を入れる段になって、外構デザイナーさんから非常に関心された。「奥さん、粘土板に文字を書くのお上手ですねぇ。」

何をしたかと言うと、生乾きのモルタルの上に、釘で文字を入れたのだが、私は紙に書くように「びゅ!」と釘先を引っ張らず、少しづつ切っ先を押し付けて「点」を結ぶように書いていたのだ。こうすると、モルタルのカスが、釘で作った溝の周囲に汚く盛り上がる事が無く、仕上がりが綺麗になる。どこかで教わった訳では無いのだが、「たぶん、そうなるだろうなぁ」と思ってやってみたら妙に関心された。しかも、同氏の顔はお世辞でなく真顔で「今度から、お客さんにはこうやるといいって教えてあげます。今までの中で一番綺麗に書けてますよ。」とまで言ってくれた。そんなにまで言われて、非常に恐縮してしまったのだが、先日1年ぶりに尋ねてくれた時に「僕、あれから手形を押してサインしてもらう時は必ず、奥さんの方法でやるといいですよって説明してるんですよ!」と嬉しくなる事を言ってくれた。

1年経ってもそんな風に覚えてくれているのは本当に嬉しい事だ。もし、私が縄文時代に生まれていたら、「壷装飾の名人」と言われていたかも知れない!(笑)


銘花―アイスバーグ


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庭の薔薇の中でいの一番に咲いた「アイスバーグ」なのに、一番花が終わった後、すっかり也を潜めていた。他の薔薇が次々に咲くのになかなか蕾が膨らまず、ようやっと2つ程花が開いた。もっとも、花が咲かない間は盛んにシュートを伸ばし続け、今では樹高が一番花の頃の倍になっている。来年は期待できそうかな。後は、花を一度も見ていないのが、イングリッシュ・ローズの「ザ・ピグリム」と「ヘリテージ」どちらも、ビュンビュンシュートを伸ばしてくれているのだが、、蕾が膨らむのはまだまだ先のようである。 


短命!?スパイス・ソー・ナイス

元気一杯の「スパイス・ソー・ナイス」。アメリカの「Week Rose社」が開発したつる薔薇で、育ててみると「凄くアメリカっぽい」という印象を受ける。

元気、元気なのだが、花の命は非常に短い。朝「開いたなぁ」と思って帰って来ると、もうダラリと花が開ききってしまう。その代わり、次々と蕾をつけるから、寂しくなる事は無いのだが、同じつる薔薇の「サハラ」が、かなり花持ちがいいのに比べると、その花の短さに驚いてしまった。始終剪定していないと、みっともない姿になって可哀想なのだ。香りは本当に「超微香」で「見た目重視」。鮮やかな色で、乾燥させてもその色味は失われず、ポプリにすると非常に発色が良い。(香りが無いのでオイルで補わないと駄目なんだけど)

微妙な色のニュアンスや、深い香りで個性を発揮しているイングリッシュ・ローズとも非常に「違う」という感じで、ヨーロッパ原産の中に紛れ込んだ「陽気なアメリカ人」という感じで、庭の重要なムードメーカーと言ったところだろうか。愛すべき1本に変わりは無いのだけど。。


2005年5月21日土曜日

イングリッシュ・ローズ新顔—イブリン

今日は娘の学童のお友達二人がご家族と一緒にお茶に来てくれた。前日からシフォンケーキを焼いて、念のため当日の朝もう1台焼いたのだが、焼いておいて正解。17cmホール1個ではとても足りなかった。

それぞれ、小さい妹達を連れて来てくれて、我が家の子どもも合わせて6名。小さなテーブルを囲んでちょっとした「保育園」だった。みんな同じ保育園出身だから、食卓を囲む姿も様になっている。シフォンケーキの売れ行きは上々。一緒に、庭で取れた「ジャーマン・カモミール」をアイスハーブティーにして出したのだが、凄く喜んで飲む子、香りが苦手な子と二手に分かれた。カモミールは採れたてのフレッシュで煎れると、ドライの時の独特の癖が無くなって飲み易い。アクセントに、ペパーミントとレモンバームを入れて、後味すっきりに仕上げてみた。ジャーマンカモミールは「これでもか!」という程花盛り。明日はたっぷり採ってさらに沢山アイスハーブティーを作っておこう。


2005年5月20日金曜日

サハラ満開

今週は、寒暖の差が激しい上に強風の日もあったりで、庭の薔薇の状態が凄く気になった。でも、そんな心配をよそに、どの木も元気に花を咲かせてくれている。特に、強健なのは写真の「サハラ」。言う事無しに咲いてくれました。自分でも1年目でここまで咲くとは正直びっくり。最初が出来すぎると翌年はあまり咲かないんじゃないかと、今からプレッシャーなのですが、とにかく、目の前の薔薇のオべりスクに嬉しいやら見惚れるやら。もう、すっかり薔薇の虜です。


この前の週末に、この外構をデザインしてくれたデザイナーさんが、納品のついでに来てくれた。サハラのオベリスクをまず観て「ああ、ここにはこんな風に背の高い物がいいですね」と一番に誉めてくれた。庭の中も一通り眺めてくれて「楽しんでらっしゃいますね!パーゴラもあそこにあると景観が締まりますねぇ。」とさすが、プロらしいコメントを頂いた。自分が施工した後、どんな風に暮らすのかデザインする側も気になるのだろう。ほんの立ち話程度で終わってしまったのだが、この満開の写真を今度送ろうかと思う。

思えば、この外構が出来上がった頃から、庭に関心を持ち始め、試行錯誤しながらあっという間に1年過ぎてしまった。シンプルならがら、植栽をあわせ易いエクステリアで、1年見ても見飽きない。本当に「質の高い」デザインだと思う。この業者さんに頼んで正解だったなぁ。

そして、私にも薔薇が育てられると少し自信がついたので、ちょっと本格的にガーデンデザインを考えてみようかと思い初めているところだ。しこしこと、庭の略見取り図を書いて、早くも植え替えのローテーションを構想中。ポストイットを駆使すると非常に便利で、「今あるもの」「これから欲しいもの」をポストイットに書き込んでレイアウトする。こうすると庭のイメージが掴みやすい。このオベリスクの様な「フォーカルポイント」を他にも数箇所作ろうかと思っているのだ。「庭づくり」は本当に終わりが無い。。。


2005年5月16日月曜日

本日の収穫—切り戻した薔薇とシュートの話

この週末はかなり薔薇が咲き始めた。これから、どれくらいの間花が楽しめるのか、今からワクワクである。(何しろ、去年はまだ何も無い殺風景な庭だったので、、)

最近、薔薇の生態サイクルがやっと掴めて来た気がする。「栽培法」といった類のハウツー本で一度は勉強した方が良いのだろうが、あまり「頭でっかち」になって実践が伴わないと、ある程度の所で理解出来なくなってしまう。

例えば、いい例が「剪定」。薔薇にとって、剪定は生育を左右する重要な行為で、どの本や栽培法を見ても、必ず詳しく言及している。ところが、具体的方法となると、沢山の事例を実践してみないと「どうカットしたらいいのか」はよく判らなかった。(少なくとも私は)

特に、難しいのが「シュート(別名:サーベルシュートとも言う)」の取り扱い。最近やっと飲み込めたのだが、このシュートは来年の花を約束する、重要な枝で、出てきた最初の年は先端に一つしか蕾がつかない。これが、翌年には沢山の花芽を出す「基幹」になる。(特に、つる薔薇系はこの傾向が顕著)

ある本には「シュートピンチ」と言って、この先っぽに咲く最初の花は蕾でカットしてしまうそうだ。が、、薔薇歴1年目の私にとっては、付いてくれた蕾は、出来れば全て花開いて欲しいと思ってしまう。なので「花をみたら速攻でカット」を心がけている。あまり、だらだらと長く咲かせていると、それだけ木が開花の為にエネルギーを使ってしまう。専門用語で「幹の充実」と言うそうだが、花に廻る養分を幹に蓄えて、翌年により沢山の花を咲かせるという理屈だそうだ。

シュートは見慣れるとすぐに判る。最初は根元から真っ赤な芽が出て、やがて、先端に少しの葉をつけながら、つやつやと太い幹が真っ直ぐ伸びてゆく。水分たっぷりで、他の古い枝とは明らかに違う感触。とにかく若々しい。ところがこの「シュート」伸びている最中は、ちょっとした衝撃にもすぐに折れてしまう。風対策の為の支柱は必須で、伸びてる最中は出来るだけ真っ直ぐ伸ばした方が良いそうだ。そして、晩秋も深まった頃、水分たっぷりだった幹は締まって硬く、しかし、しなやかにたわむ様になるので、そうしたら、誘引作業をはじめるといいらしい。

誘引の為に、枝を横方向に寝かせると、春先には、幹から、沢山の「花芽」が出てくる。この記事の前の記事にある「サハラ」のオベリスクは、そうやって去年の冬に仕込んでおいた結果である。と、書くとまるで「教科書通り」に栽培したかに聞こえるが、実はこの理屈をつい最近知った次第なのだ。去年はよく判らないまま「伸びているから、そっと伸ばしてやろう」「何だか伸びすぎてきたから、そろそろ巻きつけてやろうかなぁ」と、その場の木の状態を見ながら、適当にやっていただけ。。たまたま、その方法が一番良い方法だったと後から知って、自分でも驚いている。

これを、毎年繰り返して、薔薇という木は、全身をリフレッシュしているらしい。

しかし、シュートの事を考えてふと「これは子育てにとてもよく似ているなぁ」と思った。子どもはある程度大きくなったら「話して」くれるが、植物はこちらが耳を澄まし、眼を見開かないとなかなか語りかけてくれない。物言わぬ相手だけれど、実直に返してくれる所が「ガーデニング」の楽しみなのかも知れない。

ローズのキング—サハラ遂に咲く

待ちに待った、サハラがついに開花し始める。どこが一番先に咲くかと思っていたら、なんとオベリスクの頂上の蕾から開花。1日中日が当たるから、そこから咲くのだろう。次に咲き始めたのが東側。朝日は花の蕾にもきっと「覚醒作用」を与えるに違いない。一方、西側の夕焼けが当たる側は、多くの蕾が同じタイミングで開花し始めている。


この花の色は見事
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名も無き居候の薔薇

海外赴任中の叔母(実母の妹)の家から、里子に来た木。なんと言う名前の薔薇なのか、ネームプレートが紛失してしまってわからない。去年もいくつか花を咲かせてくれたが、今年は、去年よりも随分勢いがいい。我が家に来た時は、だいぶ可哀想な状態だった。。。ここだけの話、たぶん、叔母一家が海外赴任をしていなくても、この木は「可哀想」な状態だったろう。

最近、通勤時などに他所さまのお庭がひどく気になる。隣町には、私が密かに「師匠」と思っている手入れの見事なお庭があるのだが、逆に「全くかまってもらっていない薔薇」を見ると、たまらなく気の毒になる。剪定バサミを携帯して、隙あらば花がらだけでも切ってしまいたいと良く思うのだが、がちがちの土でろくに肥料ももらえていないのに、健気にも花を付けるところが、何とも哀れだ。あんな逆境でも、薔薇は花を咲かせるのだがら、元来強健だなぁと妙に感心もしている。


ダマスク・ローズ—薔薇の元祖

ダマスク・ローズは、香水の原料になる品種で有名。ブルガリアでは一面にこの薔薇の花が咲き、何トンもの花びらから抽出されてほんの僅かな「オイル」が取れるそうだ。殆どの香水のベースになるとも言われるローズオイルの香り。我が家に新苗として、去年の秋にやってきて、初めての花を咲かせてくれた。その香りたるや、、、まさに「香水」香りをお届けできないのが、非常に残念。


つる薔薇—スパイス・ソー・ナイス

「サハラ」に次いで、大きく成長しそうな「つる薔薇:スパイス・ソー・ナイス」これも、去年の秋に、くもの巣が張って「半額セール品」と赤札が付いていたのを買って来た。旺盛そうな樹勢で、真冬はさっさと、全ての葉を落葉させて丸裸になってしまったが、春の葉の茂りぶりは凄いものがある。

サハラが門扉の雄なら、これはパーゴラの雄になるべく、今年はシュートを誘引させて、絡ませたいと思っている。開花は今週末頃か。どんな花なのか楽しみ。


2005年5月14日土曜日

スカートの襞が沢山—アブラハム・ダービー

イングリッシュ・ローズ一番乗りは「アブラハム・ダービー」。カタログの写真でしか見た事が無く、早く実物を見たかったのだが、念願かなって1年目にして実現。

これほどの花びらが、あの固い蕾の中からどうやって生成されるのかと思うと本当に不思議。この薔薇も、香りが格別に良く素晴らしい。


薔薇以外の庭の住人

薔薇以外にもいろいろと賑やかに、芽を伸ばしたり、花開いたりしている草木がある。

もみの木の新芽とジェーングレース


もみの木の枝の先端に何だか「白い瘤」が出来たなぁと思ったら、それは次の枝を伸ばす芽だった。今は、薄い表皮が破けて中から針葉の「赤ちゃん」が行儀よくコンパクトに縮まっている。こんな様子を見ると、針葉樹と広葉樹の生態が根本的に違うという事がよくわかる。これまでは、もみの木がどうやって成長するのかもよく知らなかったが、庭先で貴重な観察をしている。


ポテンティラ咲く

薔薇コーナーのグランドカバーに植えた、ポテンティラも非常に元気だ。黄色い種類は先週から花を咲かせていたが、今日見たら、ハッとする程美しい「スカーレットレッド」の花が咲いていた。同じバラ科なので、本当に薔薇との相性が良いようだ。


ごめんねワイルドストリベリー

葉っぱばかりが大きく茂ってしまった「ワイルド・ストリベリー」。今日、液肥をやっていたら、ふと葉の下に赤いものがちらり。慌ててゴソゴソ探ってみたら、なんと密かに苺が色ずいているでは無いか〜!気の毒に葉の下でひっそりと熟していたらしい。もう完熟をとっくに過ぎた、かなり柔かめの実だったけど、甘くて美味しかった。来年は地植えをしてみようか。。


2005年5月13日金曜日

ジェーン・グレース


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最近注目の「宿根草」らしい。去年たまたま、ホームセンターの園芸コーナーで「綺麗そうだなぁ」と思って苗を2つ程購入した。

青いラッパ状の花を少し咲かせた程度で冬を迎えてしまったのだが、暖かくなったら、急激な成長を遂げて、青い花を鈴なりに咲かせそうだ。(写真はまだその走り)真冬でもこの草だけは、地面にうずくまるように、葉を緑色に保ち、他が全て丸裸の幹だけだったのに、僅かな緑を庭に添えてくれた。本当に強健な種類らしく、現在の繁栄は凄まじいものがある。

花が一通り終わったらしっかり剪定しないと、他の草木を押しのけてしまいそうだ。しかし、天に向かってまっすぐ伸びる枝に、次々と青い花が付くのはボリュームがあって、庭にそれなりの演出をしてくれる。「イングリッシュ・ガーデン」には欠かせないアイテムだそうだ。


2005年5月10日火曜日

何だろう?この花は?


種から開花した花
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種をビニールポットに撒いてそこから発芽させて咲かせた花。ちゃんと名前があると思うのですが、、種の袋が風に飛ばされて何処かへ飛んでしまい、、名前が分からず。。

花の名前にお詳しい方ご教授下さい。


2005年5月8日日曜日

恵みの雨

連休中のカラカラ天気からようやく一息。昨日は雨が降ってくれた。これで庭の草木もグンと伸びるだろう。雨の止み間をぬって、芽生え始めた雑草を抜き、薔薇の黄色く変色した葉を丁寧に取り除いて掃除をした。

色の悪い葉をそのままにしておくと、そこが病気の温床になってしまうそうだ。5000倍に薄めた木酢酸を散布する。病気や害虫の予防にいいそうで、お陰で殆ど薔薇の蕾みにアブラムシは付いていない。薔薇の開花はもうすぐ。


ヨハン・シュトラウス

実母が、この薔薇は何処で買って来たのか。と聞いた程、去年とは見違える生育ぶりを示した1本。新苗の売れ残りで瀕死の様子だったのを半額以下で購入して来たのだが、母は見た途端に「育てるのは難しい」と思ったらしい。ひょろひょろと1本細い幹があるだけだったのに、今年は直径1cmはあろうかという立派なシュートを何本も生やして見事な枝振りになってくれた。

この花の色の上品さは右に出るものは無く、特にこの開きかけが美しい。