2005年4月30日土曜日

夫DIYの整理棚

春の訪れと共に、また夫のDIY魂がムクムクと活動を開始したらしい。去年は、「道具入れ」を制作してくれたが、この中に入りきらない、園芸の鉢やら予備の資材を整理して置ける棚を作ってくれた。園芸店で草木を買って来ると決まって植え替えでいらない鉢が出て来る。今までは東側のよう壁に面した目立たない所に積んでおいたのだが、これですっきり通路が片付いてくれた。


薔薇コーナー完成

去年、夫が頑張って立ててくれたパーゴラの下を、このGW中にいよいよ整備する事になった。

最初は円形になるような「セット物」の敷石を買おうかと思ったのだが、パーゴラの下の面積に合う物が無く、何となく冬を越してしまった。そんな折、ネットで「ポテンティラ」というグランドカバープランツがあると教えられて「あ!」とアイデアが浮かんだ。

パーゴラの下は薔薇コーナーにしようと思っていたので、世話をするためにある程度の足場は欲しかった。でも敷き詰める必要は無いので、適当に置き石をレイアウトし、間にはこのポテンティラを植えてアクセントにしてみた。これなら、施工も簡単だし、費用もかからない。ポテンィラの葉が薔薇の葉と非常に相性が良いので、もの凄くお気に入りの一角になってくれた。

後は薔薇の開花を待つばかり。イングリッシュローズの蕾みは今にもはち切れそうに膨らんでいる。


2005年4月29日金曜日

林檎の花

実家からもらって来た「西洋林檎」の木にやっと花が咲いた。移植が影響して普通よりも遅い開花だったが無事に我が家の庭に根付いてくれたようである。

去年は実家で真っ赤な実を付けたそうだが、我が家ではどうだろうか?ただ今、新造中の「薔薇コーナー」の隣に植えてあるので、薔薇の消毒や灌水のついでに一緒にお世話をしている。うさぎの耳の様にちょっと垂れた感じの葉がなかなか良い雰囲気である。


2005年4月28日木曜日

チューリップよ楽しませてくれてありがとう!

娘の入学式の前後にぽつりぽつりと咲き出したチューリップは、ここ数週間どんどん咲き続けてとうとう終盤にさしかかった。時期を少し違えていくつかの種類を植えておいたから、週変わりで花壇の様子が変わり本当に目を楽しませてくれた。チューリップは私の原風景の中にあるのかも知れない。

実家にある私の幼い頃のアルバムに、母が借家の玄関前に植えたチューリップの写真がある。1歳くらいの私が、珍しそうにこの花に手を突っ込んでいる所や、満開のチューリップの中でスリーピングチェアで昼寝をしている(父がふざけて寝ている私をそっと花壇に置いたのだろう)所など、それから少し成長した私がこのアルバムを眺めるたびに「いいなぁ」と思った花壇なのである。園芸好きの母は、その後何故かチューリップを育てる事は無く、団地住まいの時は「ゼラニューム」や「セントポーリア」、今の一軒家に引っ越したら「薔薇」に夢中になってしまい、チューリップは時々植えている程度である。

やはり、幼い頃に刷り込まれた記憶とは非常に強いのだろう。初めて庭を持った時、何も出来なくても「チューリップ」だけは植えようと決心していた。あの懐かしい花壇を再現したかったのだろうと思う。御陰で、入居してから丸一年経過してやっと、念願の「チューリップ花壇」を手に入れた訳だが、、この後が悩ましい。

どの園芸本や園芸サイトを見ても「チューリップは次の年の為に球根を育てても花が咲かない」と書いてある。病気を持っていたら、芽吹きすら期待出来ないし、地植えにした場合は、同じ場所で連作してはいけないらしいのだ。う〜んもっと調べて勉強しておけば良かった。

結局、今植わっている花壇は、宿根草のジャーマンアイリスや、エキナセアを植えて、残りは薔薇の鉢をディスプレイする事にした。掘り上げた球根を捨ててしまうのはあまりに可愛そうなので、畑の隅にでも植え替えをしてちょっと様子を見てみようかと思い始めているのだ。


2005年4月16日土曜日

春爛漫

いよいよ、春本番でそわそわしてしまう位、庭中の草木が動き始めている。今一番の主役は色とりどりのチューリップだ。

去年の秋に仕込んでおいたのをやっと楽しめる訳だが、思えば気の長い事である。でもこの仕込みがあるから、春真っ先に楽しめるのであって、園芸とはこんな感じで半年先の楽しみの為にせっせと作業するものかも知れない。


満開のチューリップ
Originally uploaded by renkon

一番早く花を咲かせてくれたチューリップや、水仙はもう花をカットしてしまって球根に栄養を送っている所だ。(でもチューリップは2世は花を付けないそうだから、全て終わったら堀上てしまおうか。。)そして、次は薔薇の登場だ。恐らく1ヶ月後にはかなりの見頃を迎えると思う。

今の時期のメンテを怠ると花が楽しめないそうなので、消毒や肥料の与え方、間引く必要がある場合等々を確認しなくてはならない。これからは毎週末庭仕事に忙しくなりそうだ。


2005年4月15日金曜日

娘の疑問

こどもって面白いなぁと思う事があった。この春新一年生になった娘は、毎日張り切って学校へ行っている。まだまだ「勉強」らしきものが始まっているとは思えない。お遊びに毛が生えた程度の事をやっているらしい。しかし、彼女自身の自覚が大きく変わったと感じる。楽しいながらもちょっとした緊張感を感じるのだ。

たぶん、親の「これからはいろいろな事を身につけてくれ」という思いが伝わっているのだろう。
それまでの保育園は「親の都合で行ってもらっている」という感じだったが、小学校は違う。ちょっと具合が悪くても、「本人の為に出来るだけ行った方がいい。」と思ってしまう。その気迫が伝わるのか、入学式直後に、38度近い熱を出したが、薬の助けを借りながらも、根性で欠席せずに登校して行った。翌日には学童保育へも行ったのだから、精神的には格段の進歩である。この事に娘ながらもちょっと見直したりした。

そんな中、先日夕飯の食卓で「ああ、一生懸命考えたんだなぁ」と思う事を言った。

彼女は小さい時から動物が好きで、NHKの「世界不思議大自然」がお気に入りである。毎回、身じろぎもせず食い入る様に観ている。そしてこの夕飯の時、ふと思い出したように、随分前に観た「海ガメ」の話をし始めた。「どうして、お母さんガメは水の中で卵を産まないんだ」と訊くのである。

もう少し背景を説明すると、ご存知の通り、海ガメは産卵の為に海から上がって、浜辺に卵を産みつける。涙を流しながら卵を産んで大事に砂をかぶせた後、また海へと戻って行く。月満ちてふ化が始まった時、よちよちと歩いて海に入ろうとする赤ちゃんガメを、水鳥達が格好の餌とばかりに、次々と狙って食べて行く。

娘はこの光景がとてもショックだったらしい。折角生まれたのに、すぐに食べる水鳥が憎らしく、彼女なりに考えた。「お母さんガメは海から上がってまた海に戻って行く、赤ちゃんガメも生まれたらすぐに海を目指す。。どちらも海で生きているのなら、わざわざ浜辺で卵を産んで鳥に食べられる危険を冒す必要は無いではないか。。」そして、先の質問の言葉が出たのである。

私は母親として少なからず感動した。その番組は片手間にしか観て居なかったが、「なぜ浜辺に卵を生まなければならないのか」という非常にプリミティブな疑問に対して、明確に答えて居なかったように思う。この疑問を解くには、

  • 生き物には様々な分類がある事
  • 分類によってその生命の誕生と生きる術が違う事
  • 生命のリレーには時に「リスク」を取らなければならない事
というような、生物学の基礎をまず学ばなければならない。彼女は、自ら抱いた疑問に対し、その答えを得る為に、これらの知識を一つづつこれから獲得して行くのである。

私の気持ちは「海ガメのお母さん」だ。

彼女は、もうよちよちと、知識の海へと歩き始めている。ありがたい事に、人間のお母さんは、このよちよち歩く子どもを見守るに十分な「時間」を天から与えられている。そう思ったら何だかこちらも「襟を正さなければ」という気持ちがした。

良質な映像ソースは、こんな風に、子どもの目を開いてくれる。改めて感じ入った出来事だった。

2005年4月10日日曜日

チューリップの花が。。

チューリップの花が出揃い始めています。もうちょっと色鮮やかになる予定だったんだけど、、こんなに白と黄色を混ぜただろうか???チューリップは次の球根を育てても、2世は翌年花を付けないそうで、その2世を太らせて3世になるとまた花が付くとか。。園芸相談では「消耗品と思って毎年買いましょう」とあったけど。。何となくもったいないような。。球根を植える時にもコツがあるそうで、葉の出る方向を揃えると密に植える事が出来て格好いいとか。よし!来年はもうちょっと色と配置に凝ってみよう!


2005年4月2日土曜日

咲いた〜咲いた〜!

いろいろな花が、この週末から咲き始めた。まるで、ムーミン谷のにょろにょろの様に、一斉に伸びた水仙が大振りな花を満開にさせている。。。が、花は基本的に日差し方向に向かって花を開かせる事をすっかり忘れていた。我が家の南面の窓から眺めを楽しもうと思ったのに、全てそっぽ(つまり南方向)を向いて家側には頭の後ろを見せた格好になってしまった。

でも、南面の庭だから仕方ない。家の中から花の正面を見たいのなら、北側の庭に植えて北の窓から眺めれば、正対する事になるのだろうが、、あまり意味な無さそうである。とにかく、写真はちょっとお隣の敷地に無断侵入して撮影させてもらったもの。

そして、いよいよ期待のチューリップが一番花を付け始めた。もう何の品種を植えたのかすっかり忘れてしまったが、やけにスラリと細身の蕾が現れたなぁと思ったら、今朝急に黄色い花弁に変身していた。最初の花が3つ、今青いので5つ現れているから、明日はもっと「花壇」らしくなるかも知れない。

3日後には、娘の小学校入学だから、その時にはチューリップをバックに写真を撮ってやりたいと願っているのだが、、果たして間に合うかどうか。卒園式の日は隣の梅の木達が満開だったので、ここを背に撮ってやれた。そういう意味でも、お隣の敷地には本当にお世話になっている。