2006年5月28日日曜日

一番花はもうすぐ終わり


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すっかり楽しませてくれた一番花達は、もうすぐ終わろうとしている。実は、薔薇を育てる上で一番忙しいのが、この一番花が終わってから秋になるまでの間だ。咲きガラを摘みつつ、少し細い枝は剪定をして、お礼肥えをしなければならない。早くに一番花が終わった木は、既に真っ赤なシュートが延びて来ているから、これを大事に育てて、来年の花の準備に入る。シュートがどれだけ出るかで、来年の花が決まるから、気は抜けない。それぞれが大きくなると、1本の木の世話にかかる時間も少しづつ増えるから、本当に庭仕事にはキリが無い。。お天気が悪いと「やりたいなぁ」と思う事の半分も出来なくて、もどかしいのだ。あ〜あ、どうして6月は祝日が無いんだろう。ちょっとでも、連休があってくれれば、手入れがもっと出来るのに。。。

ひと月後まで冷凍保存


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うっかり、咲いてる所を撮り忘れてしまったので、収穫後の保存袋の中をパチリ。
ダマスク・ローズ系のこの薔薇、名前がフランス語で長いから(シャンポリオ・デ・なんたら〜)どうしても覚えられないのだけれど、今年は沢山花を付けてくれた。やはり、新苗で買ったら、丸2年は辛抱して育てないと、真骨頂は味わえない。去年のブログにも書いたが、香水の原料になるダマスク・ローズは非常に香りがいい。香りの中では、どの薔薇よりも群を抜いてピカイチだ。ただ、本当に花の命が短い。開花して、僅か1日半でもう散り始めるから、鑑賞用よりはこの「香り」を生かした生産物を作るのに向いているのだろう。
去年から、家の庭で採れたハーブを使って、いろんな種類の蒸留水を作っているのだが、この時期に仕込んで冷蔵庫に保存しておくと、丁度1年で使い切る。
主な用途は、私の化粧水なのだが、アルコールやグリセリンを混ぜる前の蒸留水は、子どもの肌のちょっとしたトラブルにはかなり便利である。薬を塗る程でも無い、アセモだとか、湿疹、掻き壊しには、「ほら、これ塗ったら治るよ〜」と気休めに塗ってやると、それだけで、子どもの不安は解消されるようだ。特に、ローマン・カモミールは、元々、肌に薬効のあるハーブなので、この蒸留水は飛ぶように売れて、もう在庫は尽きてしまった。
写真のダマスクは、今年作ろうと思っている「ハンガリー水」の原料になる予定のもの。薔薇、ローズマリー、レモンバーム、ミントをウォッカに漬込んで、一ヶ月間寝かし、エキスを濾して再び同じ材料を入れてさらに漬込むという、念の入ったローションらしい。
1回目の漬込みはもう完了したのだが、2回目の一月後にはもう、この薔薇は咲いていない。上手く行くか判らないが、とりあえず、同じ香りにしたいので、生の花を冷凍保存してみる事にした。去年、ローズ蒸留水を作る時も、冷凍保存で十分香りは残っていたから、これも大丈夫ではと思うのだが。。ひと月後を乞うご期待!

2006年5月27日土曜日

巡礼者〜ピルグリム〜


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庭の薔薇で一番最後に満開を迎えたのが、イングリッシュ・ローズの「ピルグリム」去年は、枝葉を大きく延ばしたものの、花の付きはポツポツで、散々「チュウレンジバチ」の幼虫(頭が黒くて細い芋虫)にバリバリ葉ばかり齧られていたのだが、今年は見事に花を沢山付けてくれた。連日の雨が非常に悔やまれる。。晴れてくれたら、もっと薔薇を楽しめるのになぁ。。
今日は、大量に咲きガラを切りまくる。花が咲くのは嬉しいけれど、この作業が一苦労。楽しむのには努力も必要なのである。。。(涙)

もみの木の新芽


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去年も出たが、今年も、もみの木が一斉に芽吹いて面白い色の組み合わせになっている。まるで、鳥の羽根が生えて毛先をぶわ〜っと広げる様子によく似ている。
規則正しく、3方向、3方向と小枝を延ばしていく様を見ていると、自然界の不思議を感じる。

2006年5月21日日曜日

イギリス生まれの変わった支柱


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ホームセンターで、ちょっと変わった支柱を見つけた。金沢の兼六園でよく見られる「雪吊り」みたいな形をしているが、自立式で、鉢の上から被せる形でただ置くだけ。イギリス製で、作りは非常に雑なのだが、これでなかなか、具合がいい。さすが、薔薇の母国イギリスだけあって、薔薇用の支柱はよく考えられている。
ごく一般的な物は、鉢に差し込むタイプだが、それだと、鉢の上部ばかりが重たくなって、すぐに倒れてしまう。特に、我が家は強風地帯なので、風害対策は悩みの種だから、薔薇の支柱はいつもよく吟味している。
この支柱、意外に安定していて、裾広がりに鉢に被さる事で、鉢と支柱が互いに支え合いバランスを保っているらしい。
今日も午後から、かなりの強風だったのだが、びくともしなかった。
母からもらった、原種に近いクリーム色の薔薇の鉢に使ってみたが、もしゃもしゃと、脈略無く渦巻くように延びる樹だったので、この支柱と雰囲気がよく会う。支柱に支えられる事で、上の方の枝が伸び、世話も楽になった。

2006年5月20日土曜日

娘の学校へ


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5月はずっと天候不順だが、薔薇は良く咲いてくれている。
日中の留守宅で咲いてばかりいるのは、何とももったいないので
切り花にして、会社へ持って行ってみた。
机に飾るとそれだけで気分がリフレッシュされるのだが、
意外に誰も何も言わない。(人の机の上の花どころでは無いらしい)
試しに、散った花びらをパソコンの上にティッシュに挟んで
置いてみたら、一日で見事な「ポプリ」に。。。
それだけ、強烈に乾燥しているという事である。
急速に、乾燥してしまったから、色彩だけが鮮やかに残って
何だか複雑な心境になってしまった。(道理でお肌が乾燥する訳です)
大人社会では、「花を愛でる」感受性が無いと判ったので、
小学2年生の娘に、朝切り花を持たせてやった。
学校で大喜びしてくれたそうだ。
担任の先生から、わざわざ連絡帳に達筆なお礼のお手紙が。。。

母も昔私に、庭に咲いた薔薇の花を学校へ持たせてくれた。
母の祖母も花を咲かせるのが好きで、よく学校へ持って行った
思い出があるらしい。
「これだけは、良き伝統かな」とちょっと嬉しくなった。
娘にも受け継がれるかな???

2006年5月13日土曜日

もう梅雨入りなのかしら。。


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本当に、雨続きで困る。
もう2週間も、消毒をしてやれないから、何となく落ち着かない。
晴れるのを待っていたら、また1週間延びてしまいそうだし、来週の来客の為にも今日は雨を押して、バラの咲きガラ摘みや雑草抜き、お礼肥え施肥に精を出した。アブラムシが心配なので、仕方無くもう一度オルトランを使う。雨で散布しても薬剤が落ちてしまうような陽気の時は、このオルトランが一番だ。
「ザ・ダークレディー」が見事な花をいくつも付けてくれたので、形のいいのを2本ばかり室内差しにした。ちょっとハイキーに写真を撮り過ぎたかな。
早く、お天気になって欲しいです。(とほほ)

庭のレイアウト


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先週までは、大きくなったバラは、鉢から地植えにしようと思っていたけど、バラ栽培では先輩格の実母が「こんなに立派に育っているんだから、地植えにする必要は無い!」とお墨付きをくれた。
今までの私の栽培方法は、母のそれとは違うので、細かい事を言い始めるといろいろと見解の相違があった。だが、ここへ来て、私の庭の実績を認めてくれたらしい。実は、母の指導の元、たっぷり牛糞を入れて地植えした1株が、他のバラに比べて圧倒的に生育が悪いのだ。
加えて、実家では黄金虫の幼虫の被害が酷く、ダメになった木が何本かあったらしい。
風害対策の為に、地植えしようと思っていたけど、方針転換!夫に鉄筋の杭を打ってもらって、鉢を針金で固定する事にした。給水システムのノズル口がもう足りないのだが、これは今年買い足すしか無さそうだ。

雨に濡れて重そう。。パット・オースチン


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去年と比べたら、こんなにブッシュ化してしまった「パット・オースチン」と「グラミス・キャッスル」。もう溢れんばかりで、最近の長雨に、花が重そう。
この花壇は半分軒の下に入っているので、雨の当たりが少ないから心配したけれど、この二つの木は見事な生育ぶりです。
花が一段落したら、少し枝を整理して、誘引してやらなくては。(花壇用の誘引フェンスを注文中)ちなみに去年はこんな感じ。

今年も期待出来そうです。サハラ


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咲き始めました。去年は最後は一面に黄色い花を付けて、目を楽しませてくれましたが、今年も蕾みの付きは順調。去年と丁度同じペースかな。。
来週の来客時にはきっともっと咲いている事請け合い。この一番花が咲き終わった後の処理が大変なんですがね。(まあ、それは仕方なし!)

スパイス・ソー・ナイス


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去年、夫に作ってもらったパーゴラが、ようやく「ローズフェンス」らしくなった。西に面している側の「スパイス・ソー・ナイス」が見頃を迎える。このバラ、もの凄く「極端」という印象で、病気になる時は一斉に葉を落とすし、咲くのも見事だが、しおれるのも早い。。さすが、アメリカ産だけあって、何となく「大味」である。

2006年5月10日水曜日

EnglishRoses


EnglishRoses
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殆どの薔薇の木の一番花が咲きそろった!(残す所「ライラック・ローズ」「ブラザー・カドフェル」「ウィリアム・シェークスピア」のみ)日照時間が延びたので、帰宅時間でもかすかに明かりが残っているから、夕闇の薔薇を楽しむ事が出来る。
一番綺麗に咲いた花を出来るだけ楽しみたいから切り花にしてみた。手前のオレンジ色は「パット・オースチン」奥のピンクの3つは似た色だけど、全て種類が違って手前正面から時計回りに「アブラハム・ダービー」「イブリン」「ヘリテージ」といずれも、イングリッシュ・ローズを代表する銘花だ。
特に、ピンク系の3つは本当に小さな苗から育て上げたから、ここまで咲くようになったかと感慨もひとしお。やはり、沢山蕾みを付けるようになるまでに、丸2年はかかるらしい。

2006年5月7日日曜日

いよいよ開花!


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3年ぶりにGWで旅行に出掛けた。大渋滞で往復は大変だったけど、初キャンプは天候に恵まれて最高だった。
3日間家を空けた間に、一番花をつけた「エンゼル・フェイス」と「カイエ」が満開の時期を迎えた。四季咲きの性質があるので、沢山の蕾みが一度期に咲く事は無く、大輪に開いたのが3〜4個間隔で順々に開花して行く。蕾みの色もまた綺麗で、去年よりも沢山付けているのが判る。
大きくなり過ぎてしまった鉢が3つあって、そろそろ地植えにしてやらないと、風害を受ける事が判った。小さかった頃は、鉢の重みで倒れる心配が無かったのだが、ぐんぐん成長すると、既に一番大きな鉢でも上体の重さを支え切れず、ちょっとした強風ですぐに倒れてしまう。半額で売られていたひょろひょろの「ヨハン・シュトラウス」が今や一番の大株になってしまったのだから、植物は不思議だ。レイアウトを考えて、明日から順次地面に下ろす予定。