2004年11月25日木曜日

緑の薬箱を目指す!

ちょっとした事件が起きた。上の娘が一月半程前から、肌にトラブルを起こしているのである。赤ちゃんの頃から、時々そんな事があって、昔からお肌が少し敏感なのである。下の息子の方が色白でもち肌なのに、意外に丈夫なのが面白い。

トラブルの原因が何なのか、まだはっきり判らないのだが、最初に皮膚科へ行ったら「湿疹でしょう、ややアトピックですね」と言われたらしい。(この時、私は酷い風邪で寝込んでしまい、夫に連れて行ってもらった)ここでもらった、塗り薬を付けてみたが、その直後は良くても、うっかり塗り忘れたりすると、また、元のように「カサカサ」とした感じに戻ってしまう。

そんな時、丁度「就学前健診」があった。内科受診の際に、肌着を脱いで先生に診察を受けたら「アトピー性皮膚炎!」と大きな声で言われてびっくり!「え!うちの子アトピーなの?!」それまで、考えもしなかったので、本当に驚いた。

ただ、冷静に考えると、この診断にも疑問がある。本人はそれ程痒そうに年中掻きむしっている訳でなく、至って元気でけろっとしている。機械的にぱっぱ、ぱっぱと一瞥する程度の診断に「う〜ん」とも思ってしまう。しかも診察した先生は「内科」だ。

ただ、やっぱり親としては気になる。アトピーでいろいろ苦労されている方も何人か知っているので、「やはり、初期治療が大事だろうか」とも悩んだ。とにかく評判の良いとされる、漢方治療をしてくれる先生を知っていたので、早速診察してみようと思ったのだが。。何と、そこは土曜日の診察は一ヶ月に一日だけ、しかも完全予約制で既に年内は予約で一杯なのだそうだ。

ここで、少し頭が冷えた。今の娘の状態を見ても、それ程深刻でないのは確かである。それに母曰く「これ、昔はタムシって言われていた、真菌性の皮膚病に良く似てるわよ」と言うのである。確かに、母の証言する症状にも似ているし、何だかそっちの方が可能性が高いのではと睨んでいる。

そんなこんながあって、あと一週間程様子を見て、どうしようもないという状態になったら、隣町の皮膚科に予約を入れて連れて行こうかと思っている。ただ、今現在、最初に発症した頃よりも、明らかに治って来ている。何をしたのかと言えば、「クナイプ〜カミツレ〜」という専門医にも評判の良い薬用入浴剤を使って、湯上がりに「エクストラバージンオリーブオイル(保湿化粧品用)」を薄く塗っただけである。

「肌のトラブルにはカミツレがいい」と教えてくれたのは、私の妹で、彼女はずっとアロマセラピーの勉強をしている。「練習台になって」と足マッサージもちょくちょくやってくれて、先日は、日本アロマセラピー協会の認定試験に合格したそうだ。仕事の合間を見つけて、コツコツと良く続けているなぁと、我が妹ながら関心している。

ちょっと具合が悪い、そういう時に手軽に自分で「治す」事が出来たらなぁと前々から思っていた。私もほんの少しだけ中国漢方の事を勉強して、風邪ぐらいなら、何種類かの漢方を飲み分けたりしている。そして、この騒動の一件からある事を思いついた、「緑の薬箱」を庭に持っていたら、と思ったのだ。

私は医学とは全く縁の無い人間だが、母親はこどもの健康状態を一番身近に感じるし責任もある。健康管理という面で、「専門家にゆだねる以前の未病」に何かしら「知恵」を持っていたらと思っていたのだ。でも、今までは「知恵があっても材料が無い」状態で「○○は消化を助けてくれるらしい」と聞いても、それを生産するすべが無いから、探しに「スーパーへ買い物」に行かなければならない。

折角、庭仕事に精を出しているのだ、ハーブの生命力の強さは、半年育て実証済みなので、もっとちゃんと勉強して、家族に必要そうな物を計画的に育ててみようと決心した。手始めは、何かとお肌が乾燥しがちな娘の為に、来春用に「カモミール」を育てる事にした。

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