2004年11月21日日曜日

今日の収穫

昨日の天気とは打って変わって、朝から気持ちのいい快晴。毎週末の事ではあるが、夫は一人で早起きして、早朝のコーヒーを庭の石のベンチで楽しんだらしい。今日の記事には後半彼が撮った写真も載っている。

本当に暖かい素晴らしい青空で、朝食の片付けが終わったら、ちゃちゃちゃっと、家の中の気になる所の掃除を終え、私も庭仕事に飛び出した。

今週は先週程、落ち葉は落ちていなかったので、簡単に掃除を済ませ、鉢植えの薔薇には「ローズ・ミックス・ソイル(日本ばら園製)を足してやった。

秋口にいろいろと種を撒いた家庭菜園が、そろそろ一回目の収穫を迎えようとしている。

虫に食われてばかりで、いつになったら花が付くのかと思っていたブロッコリーにやっと花が付き始めた。へぇ〜こんな感じになるんだ!娘もこれに気がついて大喜び。広島菜は食べた事が無いのだが、昔、ドラマ「夢千代日記」で夢千代さんのお母さんの友人が、温泉街に尋ねに来て、そのまま一緒に暮らす事になったくだりで、出て来た野菜である。


「この菜っ葉には悲しい物語があってな。戦争の終わる年の夏、ある村の人達が、広島市内の町中の道幅を広げる為に動員されて、その世話役に○○さん(ドラマの中で何と言っていたのかは失念)が指名されて、○○さんは一生懸命村人を説得したんですと。
でも、動員の当日運悪く○○さんは大変な高熱を出してしまって、それに参加出来なかったそうじゃ。そしたら、その動員された当日の朝、広島に原爆が落とされたんじゃ。」
「わざとでは無かったにしろ、○○さんは自分から声を掛けて送り込んだ人達全員が亡くなってしまった事に、とっても責任を感じてな、それ以降働き手の無くなってしまった村の畑仕事を黙って、手伝っていたそうな。でもそれだけじゃ、どうにも手が回らないので、女子どもでも楽〜に手入れが出来て、病気に強い産業になる野菜は出来ないものかと思って、改良されたのが、この広島菜なんじゃ。」

本放送は随分昔だったのに、このエピソードはとても印象が強くて、数年前にBS2でアンコール放送されたのを見て、記憶をまた新たにしていた。確かに、ドラマの中で語られているように、非常に強い品種で、他の菜っ葉類(小松菜、サラダ菜)よりも、虫に食われてもそれに負けない速度でぐんぐん大きくなってくれる。

同じ時期に種まきしたのに、地植えで収穫が一番早かったのはこの広島菜である。

早速、良く洗って塩昆布とお酢、塩、砂糖で浅漬けを作っみた。自然のほろ苦さが、何とも新鮮で美味!また漬けよう。



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