2004年11月23日火曜日

バラは終盤

バラもそろそろ終盤である。今年は例年よりも暖冬傾向で、バラ初心者の庭にしては、良く咲いてくれた方だと思う。秋のバラはポツリポツリとしか咲かないが、その一輪にこちらも思い入れが深く、試しに「ポプリ」を作ってみる事にした。

ポプリには苦い経験がある。
中学生の頃、初めて「庭付き一戸建て」の家に引っ越して、母が咲かせたバラに驚喜した。丁度その頃「ポプリ」という言葉を知ったのである。まだ、「生活の木」が成城学園前にしか無く、それも小さな趣味でやっているようなお店だった。なけなしの小遣いから「エッセンシャル・オイル」を買って、自家製のバラを乾燥させてポプリにしようと思ったのに。。。教本にあるような「パリッと乾いて、美しい色」に花びらが乾燥しない。新聞紙の上に広げて繰る日も繰る日も待ち続けたが、出来上がったのは、茶色く変色して、湿気っぽい、無惨な「枯れ花びら」だった。

しばらくして、日本は湿気が多いので、西洋生まれの「ポプリ」はなかなか作れないと知って、かなりがっかりした。実家が非常に湿気っぽかったのも事実である。

そして、自分でバラを育てるようになって、ふと、あの頃のリベンジを思い立った。今の家なら、乾燥気味なくらいだから、綺麗に乾くのではないか。。昔の経験から、ポプリに向くバラは、花びらが薄く、乾燥に時間のかからない物が良い。又、色はピンクが乾くと深紅、薄いピンクが濃い目のピンクになる事も判っていて、生花の時に深紅だったり純白だったりすると、あまり見栄えよく乾かないのだ。今思うと、ポプリに向くのは「オールドローズ系」で母の時代に流行していた、花弁が厚く、色も濃厚な「モダンローズ」は元々ポプリには不向きだったのだろう。

という訳で、切り戻した花をしばらく花瓶で楽しんだ後、花びらをむしって、籐籠に広げ2階の洗濯物干しの脇にぶら下げている。今現在、いい感じで乾燥中だ。

さて、今日は何回目かのルッコラの収穫をして、好評のルッコラサラダを作る。わずか、200円にも満たない種から、ワンシーズンサラダが楽しめる程生えてくれるのだから、地面の力と植物の力は凄い。次なる収穫を求めるならは、それなりに土が肥える「素」を補充しなければならないので、やっぱり本格的に「コンポスト」の導入を検討している。

地面に直接埋めるだけでは、処理能力にそろそろ限界が来ているのだ。夏場は気温の助けを借りて分解するスピードが早かったが、ここへ来て、気温が下がると、堆肥化するまでにやっぱり時間がかかっている。それにコンポストの方が、次々に穴を掘る必要が無いので、楽なのだそうだ。


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