2004年10月25日月曜日

瀕死の植物を買って来る

話が前後するが、本格的に薔薇を育てようと決心するには、もう一つきっかけがあった。
「あまり、本数は増やさないでおこう」と思ったのに、シーズン外れの園芸店で赤札を付けらた見切り品を買ってしまったのだ。(それも2つ。。)葉は黄色く、黒点病も少し出ていて、蕾みも無い。見た目の魅力が無いから、半値以下の値段がついていた。あまりケアもされずに隅の方に放置されている。可愛そうと思ったのと、よ〜く見ると新芽が出そうな気配がある。でも、もしこのままの状態なら、間違い無く枯れてしまうだろう。

「半値なのだし」と表向きは理由を付けて、結局買ってしまった。実母は、スタンド仕立て(写真参照)の方を見て「このタイプは難しいからねぇ。。」とやや悲観的な意見だった。

台木になっている部分は別の種類の木で、本体は上の方で接ぎ木をしている。もし、そこがダメになっているといくらケアしても育たない。「シュート」と言われる新しい枝が出にくいそうなのだ。

でも、買ってしまったものは仕方ない。鉢を替えてやり、病気の葉を落とし、土を足して数日様子を見た。そして、今この状態である。
必要な栄養を得て、吹き出るように新しい葉がこぼれ出て、沢山の蕾みを付けてくれた。植物が生き生きと伸びる様は、見ていて本当に楽しい。心が和やかなるし、何となくストレス発散になるのだ。

後日談であるが、この薔薇が息を吹き返すのを見て実母も意見を替えたらしく
「あなたが買ったという次の日すぐに、同じ所に行ったんだけど、もう見切り品は無かったわ。」と残念がっていた。まるで「雀のお宿」である(笑)


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